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【ブラジル】訪伯外国人数 横ばい続く 満足度は良好

6/14(金) 0:29配信

サンパウロ新聞

 ブラジルを訪れた外国人の数はここ3年間、ほぼ増減なく推移した。観光省と経済調査院(Fipe)が11日に公表した調査データによると、2017年にブラジルを訪れた外国人は659万人、そして18年は662万人とほぼ横ばいだった。しかしながら、ブラジルに対する満足度は上昇し、昨年はブラジルを訪れた外国人の約90%が高い満足度を示した。通信社アジェンシア・ブラジル(Agencia Brasil)が同日付で伝えた。

 観光省と経済調査院による同調査は、ブラジル国内の空港や陸上の国境などといった25地点で外国人らに対して聞き取りを行い、ブラジルを訪れた動機や利用した移動手段などを含む訪伯外国人のプロファイルや、ブラジルでの滞在についてどのように評価しているかなどを探った。

 それによると、18年にブラジルを訪れた外国人の約60%(約400万人)は南米諸国の人々だった。次に多かった欧州の人々は全体の20%(約146万人)で、北米の人々が10%(約68万9000人)でそれに続いた。

 訪伯外国人の国籍を見ると隣国のアルゼンチンが約250万人と飛び抜けて多く、以下は米国(53万9500人)、チリ(38万7000人)、パラグアイ(35万6000人)、ウルグアイ(34万8000人)、フランス(23万8300人)が名を連ねた。

 マルセロ・アルヴァロ・アントーニオ観光相は、訪伯外国人数はここ数年増加しておらず、ブラジルはこれを増加させる必要があると訴えている。「少なくとも10年間、我々は(訪伯外国人数の)停滞を目にしている。直近の3年間は(訪伯外国人の数は)650万人止まりで、それらの少なくとも40%はアルゼンチンの人々だ」と話す。

 観光相は、日本や米国などいくつかの国々の人々を対象とする査証(ビザ)免除や外国資本に対する国内航空市場の開放、観光に関する法令の変更などといった連邦政府が採った諸々の措置がこの先、外国人の訪伯を容易にするだろうと考えている。

◆人気の訪問先は

 訪伯外国人らの間で昨年、最も人気が高かった訪問地はリオ・デ・ジャネイロ市(リオ州)、フロリアノーポリス市(サンタ・カタリーナ州)、フォス・ド・イグアス市(パラナ州)だった。これらの3市はもう何年もの間、旅行者が最も多く訪れる都市ランキングのトップに立ち続けている。

 また、ビジネス関係のイベントへの参加やビジネス活動そのものを目的とする外国人らにとってはサンパウロ市が主要な訪問地で、リオ市、クリチバ市(パラナ州)がそれに続いている。ビジネスでブラジルを訪れる外国人全体の40%はサンパウロ市に足を運んでいる。

◆ブラジルの満足度は

 ブラジル訪問の満足度は概ね高かったようだ。同調査に回答した訪伯外国人全体の38%はブラジルへの旅行について「期待以上だった」と非常に高く評価しており、49.2%は「十分に要望に応えてくれた」、10.8%は「部分的に満足した」と回答。失望感を示したのは回答者全体の1.5%だけだった。

 また、再びブラジルを訪れたいと思うかという問いに対しては回答者全体の95.4%が「そうしたい」と回答した。この割合は14年以降ずっと、95~95.6%の間で推移している。再訪したいとの考えを示したのは、観光目的でブラジルを訪れた外国人の96.5%、そしてビジネス目的の訪伯外国人の90.6%だった。

◆ブラジル訪問の目的

 18年にブラジルを訪れた外国人らの58.8%は観光・レジャーを目的とした人達だった。ビジネス関係の用件で訪れたのは全体の13.5%、そして友人や親類を訪ねるのが目的だったのは27.7%だった。観光相によると、ビジネス関係の用件でブラジルを訪れた外国人らの割合は14年の22%から13.5%へと縮んだ。観光相はその理由について、ビジネス関係で訪伯する人達は観光やレジャーを目的とする人達よりも旅行費用がかさむからだとしている。

サンパウロ新聞

最終更新:6/14(金) 0:30
サンパウロ新聞

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