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あの実在のカルトキングも…シリアルキラーの“狂気の世界”を映画でのぞき見る?

6/14(金) 21:30配信

Movie Walker

実在の人物から架空のキャラクターまで、これまで数々の映画で題材として描かれ、強烈な存在感で観る者に恐怖を与えてきたてきた“シリアルキラー”たち。そんな連続殺人鬼が登場する作品が、この夏にかけて続けて公開される。

【写真を見る】几帳面すぎて現場に戻ってくる?連続殺人鬼の狂気が怖すぎる…(『ハウス・ジャック・ビルト』)

■ 殺人現場が気になる…几帳面すぎるシリアルキラー

まず最初に登場するのが、本日6月14日より公開されている『ハウス・ジャック・ビルト』。『アンチクライスト』(09)など、物議を醸す作品を撮り続けているラース・フォン・トリアー監督による最新作で、カンヌ映画祭で上映された際には、途中退室者が続出した問題作だ。

建築士になる夢を持つ技師のジャック(マット・ディロン)が、あることをきっかけに殺しに没頭するようになってからの12年にも及ぶ殺しの軌跡を描く本作。殺すだけでは飽き足らず、遺体を使って写真を撮ったりと、芸術創作を楽しむかのように犯行を繰り返すジャックの狂気的な姿は、まさに鳥肌モノ…。加えて強迫性障害を持つ彼が、何度も殺害現場に戻り、血痕が付いていないかを確認するといったシュールな描写も散りばめられており、おぞましいのに思わず笑ってしまう何とも恐ろしく奇妙な1本となっている。

■ もしも隣人が連続殺人犯だったら…?

殺人鬼目線の『ハウス・ジャック・ビルト』とは対照的に、狙われる側からの視点で描かれているのが『サマー・オブ・84』(8月3日公開)。1984年のアメリカ郊外に住むオタク少年達が、近隣で発生した連続児童殺人事件の犯人が近くに住む警察官ではないかと疑い、独自に調査を始めるが…というホラー映画だ。

『13日の金曜日』(80)や『エルム街の悪夢』(84)など、数々の有名スラッシャー映画も誕生した、1980年代のアメリカに対するオマージュが込められており、どこか懐かしさを感じさせる本作。加えて少年達が主人公というジュブナイルものの微笑ましさもあるが、そんな無垢な心が打ち砕かれるエンディングの恐ろしさは、トラウマ級の衝撃だ…。

■ あのカルト殺人鬼が登場するタランティーノ監督最新作

最後に紹介するのは、架空の殺人鬼ではなく実在したシリアルキラーが登場する『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(8月30日公開)。レオナルド・ディカプリオとブラッド・ピットが共演を果たすことでも話題のクエンティン・タランティーノ監督の最新作は、1969年のハリウッドのショービズを舞台に元人気俳優とそのスタントマンの人生が、女優シャロン・テート殺害事件を絡めながら描かれていく。

この事件といえば、カルト集団マンソンファミリーによる犯罪であり、その首謀者チャールズ・マンソンも本作には登場。ちなみに、マンソン役のデイモン・ヘリマンは、Netflixオリジナルドラマ「マインドハンター」でも、マンソンを不気味なたたずまいで怪演しており、本作でもどのような演技を見せるのか注目だ。

映画とあわせてチェックしたいのが、6月18日(火)~7月11日(木)にヴァニラ画廊にて開催される「シリアルキラー展2019」だ。『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』にも登場する“カルトキング”ことチャールズ・マンソンをはじめ、エド・ゲインやジョン・ウェイン・ゲイシーといった欧米のシリアルキラーたちによるセルフポートレートや資料など、日本ではほとんど目にかかれない貴重なコレクションを展示。個々のバックグラウンドに焦点を当てた構成となっており、殺人犯たちの描く世界からは、底知れない凄みや寂寥感、得体の知れないものと対峙したような緊迫感がひしひしと伝わってきて、恐ろしくも興味深い。



勇気を出して足を踏み入れ、“非日常な”狂気の世界をのぞいて見るのはいかがだろうか?(Movie Walker・文/トライワークス)

最終更新:6/14(金) 21:30
Movie Walker

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