ここから本文です

唐津市、バイオマス発電操業延期 建設計画変更で

6/14(金) 11:12配信

佐賀新聞

 唐津市と進出協定を結んでいたバイオマス発電の合同会社が、7月に予定していた操業開始を2023年10月に繰り延べることになった。発電所の建設計画変更を理由にしている。建設地は市が5億円の損失を出して売却した土地で、市は固定資産税などの収入で回収を見込んでいたが先送りとなり、市議会一般質問で問題視する声が上がった。

 バイオマス発電は、市と宮崎県の会社が設立した合同会社「イノセント バイオマス パワー」が計画している。当初は、輸入ヤシ殻を原料に出力2万5千キロワットの発電所を約95億円かけて建設し、九州電力への売電収入を年間44億円と見込んでいた。変更した計画では出力が5万キロワットに増え、ボイラーも水冷から空冷に変わり、完工が2023年夏になるとしている。

 建設地は国道204号バイパス沿いの佐志鴻(こうの)巣(す)地区の山林で約7万5千平方メートル。以前は宅地分譲計画があったが、長く塩漬け状態になっていた。15年に市が市土地開発公社から9億4400万円で購入し、うち8億円相当の土地を3億円で発電会社に売却した。

 議員からは一般質問で、計画変更の説明不足や事業について先行きを危惧する指摘があった。

 市は固定資産税で20年間に9億2500万円の税収を見込んでいた。「延期はやむを得ないが、発電所規模が大きくなり、税収の増加が期待できる。工事の地元受注や25人の地元雇用も予定されており、順調に稼働できるように協力したい」と話す。

最終更新:6/14(金) 11:12
佐賀新聞

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事

Yahoo!ニュースからのお知らせ