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「梅雨はまだか」嘉瀬川ダム貯水率低下でボート合宿中止、ウェブで節水呼び掛け 佐賀

6/14(金) 18:21配信

佐賀新聞

 昨秋から続く少雨の影響で、嘉瀬川ダム(佐賀市富士町)の貯水率が2012年の運用開始以降、過去最低を更新し続けており、その影響が広がり始めている。ダム湖で毎年5月に行われていたボート実業団の合宿が今年は中止となったほか、今月12日からは、武雄河川事務所がダム運用開始以降初めて、ウェブサイトで一般家庭向けに節水を呼び掛け始めている。

 武雄河川事務所によると、嘉瀬川ダムの貯水率は13日午後2時現在で21・2%。同日、佐賀県は第2回県渇水対策連絡会を開き、関係部局間で貯水率の推移などの情報を共有した。

 貯水率低下の影響は既に出始めており、ダム湖で5月に行われる予定だったボートの実業団2チームの合宿が中止となった。

 佐賀市スポーツ振興課によると、ダム湖は山に囲まれているため風の影響を受けにくく、競技をしやすいのが特長。古湯温泉など宿泊施設も近く、実業団が2016年から合宿を実施してきた。

 今年は愛知県の2チームが計画していたが、ボートを下ろす場所に水がないことなどから他県に変更したという。断念の連絡が4月に入った。九州は関東より日照時間が長いことから、水位が戻れば秋口に合宿を開く予定。

 ダム湖は、23年に開催される国民スポーツ大会のボートとカヌー(スプリント競技)会場に内定。1千メートルのコースや管理棟、艇庫を整備する。担当者は「整備計画には何も影響はない。大会直前に渇水になり、コースを短縮せざるを得なくなることは避けたい」と話す。

 また武雄河川事務所は、流域住民を意識して節水を呼び掛けるチラシをウェブサイトに掲載。「嘉瀬川の水がピンチ!」などとし、「まずはこまめに水道の蛇口を閉めることから始めましょう」と訴えている。

最終更新:6/14(金) 18:21
佐賀新聞

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