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米、イラン船舶が不発の機雷を除去しているとされる動画配布

6/14(金) 12:40配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): 米当局は、ホルムズ海峡での13日の石油タンカー攻撃にイランが関与していたことを示すとする動画を公表した。

米中央軍報道官のビル・アーバン大佐は、「現地時間の午後4時10分に、イスラム革命防衛隊(IRGC)の巡視船が『KOKUKA Courageous』に接近し、不発の吸着型機雷を除去するのが見られ、録画された」との声明を出し、イラン船による撤去を示すとする動画を中央軍が配布した。撤去作業はもう1発の機雷が爆発して船を損傷した後だったと米軍は説明した。公表された動画と写真には、船腹に穴の開いた大型船の横にボートが映っている。

攻撃されたタンカーを運航する国華産業(東京都千代田区)の堅田豊社長は14日、「KOKUKA Courageous」(パナマ船籍)の乗組員らは飛翔体が船体に衝突したのを見ており、機雷だった可能性は低いと話した。イランによる攻撃だったかどうか、またイラン船が機雷を除去したかどうかは分からないと、別の担当者が述べた。

ポンペオ米国務長官は13日、イランが攻撃の背後にいたと主張しており、米国側がその最初の証拠を提示した形だ。イランの当局者らは関与を否定。ザリフ外相はイランの敵がタンカー攻撃の背後にいた可能性があると示唆し、中東地域の対話をあらためて呼び掛けた。

アーバン大佐は「遭難信号を出したときは2隻ともオマーン湾の公海上を航行中だった」と説明。「KOKUKA Courageous」と、被害を受けたもう1隻のタンカー「Front Altair」の乗組員らがオランダ船舶や米軍艦などによって救助されたと付け加えた。

ユーラシア・グループはポンペオ長官の発言の前に出したリポートで「攻撃は米・イラン紛争の確率を高めた」とした上で、「今回の事件はペルシャ湾航行のリスクを浮き彫りにするとともに、航行の自由を米国が守る能力への信頼を揺るがせるのが目的と見受けられる」とコメントした。

アーバン大佐とそれに先立つ米中央軍の声明は、米国は自国と権益を守るが、中東での新たな紛争を望んではいないとしていた。

原題:U.S. Says Video Shows Iran Was Involved in an Attack on Tanker(抜粋)U.S. Says Video Shows Iran Was Involved in an Attack on Tanker

(c)2019 Bloomberg L.P.

Margaret Talev

最終更新:6/14(金) 16:04
Bloomberg

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