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今のF1には“独裁者”が必要? レッドブル・ホンダのフェルスタッペン、持続性のある規則を望む

6/15(土) 10:45配信

motorsport.com 日本版

 F1では2021年の大幅な規則変更に向けて、多くの議論や取り組みが続けられているが、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、それらについてチームに多くを語らせるのは間違いだと考えている。

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 2021年の規則変更が考えられていたほど大規模なものにならないのではないかという指摘について、フェルスタッペンは次のように語った。

「分かるとは思うけど、みんな自分たちのことだけを考えて発言しているんだ」

「メルセデスはもちろんこの(現在の)レギュレーションに満足しているだろう。彼らの立場で言えば、規則はほとんど変更する必要がない。そして現時点でうまくいっていないチームは、もちろんレギュレーションが変わることを望んでいるが、彼らの発言力はおそらく小さいだろう」

「もしフェラーリエンジンのカスタマーチームであればフェラーリの味方をするだろうし、メルセデスのカスタマーチームならメルセデスの味方をするだろう。その背後には多くの政治が絡んでいるんだ。FOMかFIAに『OK。みんな、これでいこう』と言えるような人間がひとりいるべきだ」

 フェルスタッペンはまた、特定のチームの支配を食い止めるためにその都度変更を行うのではなく、より安定した持続性のある規則づくりに取り組む必要があると語った。

「いつだって、ひとつのチームがあるルールの下で他より良い仕事をするものだ」

「結局のところ、長期間にわたって同じルールを継続したほうが良いと思っている。その方が何事も良い方向に進むからだ」

「どこかの段階で誰かが『これらは規則であり、向こう10年はこれに従わなければならない。そして5、6年後には(マシン同士が)接近できるということが分かるだろう』と言う必要がある」

「フロントウイングも含めて全てのルールが昨年と同じであれば、今では互いにもっと接近していたと思う」

 その一方で、2021年の規則変更ではチーム間の経済的な格差を是正することを焦点としているが、フェルスタッペン曰く、最も変化を必要としているのは、タイヤの特性と、ダウンフォースの発生方法であるとしている。

「ドライバーとして一番の問題は、他車の後ろにいるとき、タイヤがオーバーヒートしてしまってプッシュできないこと、そしてダウンフォースを多く失ってついていけないことだ」とフェルスタッペンは語った。

「結局このふたつが、観客にとってレースをより良いものにするために最も重要なものだ。あるトラックでは、実際よりも1秒ペースが落ちてしまうことがある。お互いについていけないのだから、誰もパスすることはできない」

 F1の首脳陣がドライバーの声に耳を傾けるかどうかについて、フェルスタッペンは次のように答えている。

「2015年と2016年のマシンは遅すぎた。グリップが少なく、かなりスライドしていたんだ」

「それからワイドなマシンになってダウンフォースが増えた。ただもちろん、ダウンフォースを生み出す別の方法もある。そうすれば、誰かを追いかけている時に(乱流が)少なくなる」

「彼ら(FIA)はそれを検討するべきだと思う。僕たちはあちこちでトラックレコードを記録しているけど、それが全てだとは思わない」

「もっと速くマシンを走らせたいなら、ロボットを乗せればいいんだ。でも(レースは)ファンにとっても楽しいものでなければならない。全て(のコース)で1~2秒遅くなってでも、その方がいいと思う。僕たちがお互いに接近することができれば、それで問題ないんだ」

Jonathan Noble, Erwin Jaeggi

最終更新:6/15(土) 10:47
motorsport.com 日本版

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