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育休取った男性記者、「こんなにほめられる?」とモヤモヤ 育休明け「仕事人間に戻った自分」にモヤモヤ

6/17(月) 7:02配信

withnews

復帰後、あっという間に元通り

2018年7月、職場に復帰すると、やるべき仕事はたくさんありました。自分が家族との時間を過ごしている間、その分の負担をみんながカバーしていてくれていた。そんな「後ろめたさ」も感じつつ、仕事に取り組むうちに、あっという間に仕事のやり方は育休前に戻りました。

「育休明け後に育児に積極的にかかわってこそ、育休をとった意味はある」「自分なりのワーク・ライフ・バランスを模索していく」と決意していたはずでした。でも、結果的には、職場への後ろめたさのほうが上回ってしまいました。

帰宅時間はどんどん後ろ倒し、決意どこへ

帰宅の目標は、最初は19時。それが難しくなって、21時、22時……。そして日をまたぐことも。

記事の締め切りが近づくと、そのことが頭を占めていきます。明日まではあれをやって、来週はこれをやって……。間に合うかな? 育休明け後の決意がなし崩しになっていく自分にモヤモヤしつつ、育休が続いている妻に、家事や育児のほとんどを任せるようになりました。

どこか人ごとの「保活」、結末は

そのころ、妻の頭を占めていたのは「保活」でした。別の会社で共働きの妻は「1歳で何が何でも入れなければ、職場復帰できない」と考えていました。

一方、私は同僚の取材記事を読んでいて「1歳で保育園に入れるのは奇跡。たぶん無理なんだろう」と思っていました。保育園見学に一緒に行ったのは1カ所だけ。仕事の忙しさを言い訳に、真剣さに欠けていたことは否めません。

私自身は東京の勤務が長くなっていて、「転勤の可能性がある」と自覚していました。1歳では保育園に入れず、そのまま転勤し、新たな場所で保育園を探すことになるのだろう、とぼんやり考えていて、職場にも「地域によるが転勤は可能」と伝えていました。

妻の勤務先の事務所などがある場所であれば、長女の保育園が決まった後、そこで妻は職場復帰できるだろうと思っていました。いま振り返ると、信じられない甘さでした。

どうなる?山積みの問題

保活、転勤、妻のワンオペ化……山積みの問題にどう対処したのか。そして悩み続ける「あのとき私はどうすればよかったのか」。後編では、国立成育医療研究センター政策開発研究室長の竹原健二さんにも話を聞いてみました。

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最終更新:6/17(月) 7:15
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