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原巨人 敵の塩生かせず

6/15(土) 13:10配信

東スポWeb

 ライバルから送られた“塩”も有効利用できなかった。セ・リーグ2位の巨人は14日の日本ハム戦(札幌ドーム)で4回までに3点のリードを奪うも、相手先発・有原の粘投の前に決定打が出ない。6回にはデビュー以来無敗だった高木京介投手(29)が勝ち越し2ランを浴び、4―5で逆転負け。首位奪還とはならなかった。

 中盤までの試合運びは順調だった。3回に二死二、三塁から相手のバッテリーエラーで2点を奪い、4回には大城が右翼線へ適時二塁打を放って3点をリード。しかし、登板前の時点で防御率1・80と抜群の安定感を誇る有原を捕まえきれず、8回112球7安打3失点の好投を許し、両リーグトップの8勝目を献上した。

 一方、巨人は5回まで3安打無失点の先発メルセデスが6回に突如、乱れた。2安打と四球で無死満塁のピンチを招いたところで降板し、後続が2点を返されると、1点リードの7回から登板した左腕・高木が中田に同点打、王柏融に2ランを浴びて力尽きた。9回に重信の適時二塁打で1点差に迫るも、あと一歩及ばなかった。

 まだ順位をとやかく言う時期ではないが、巨人にとってはリーグ首位の座を奪う絶好の機会だった。試合前には首脳陣の1人が「DHと投手の打席がある違いとは思うけど、パ・リーグは先発投手を引っ張る傾向がある。(前カードの)3試合で延べ17投手を使わせた広島のおかげで、今日の日本ハムは何人も投手を使えない。仮に有原が序盤に打たれても引っ張らざるを得ない」と皮算用していた。そのもくろみどおり、有原は8回まで投げたが、3点しか奪えなかったことが致命傷となった格好だ。

 吉村打撃総合コーチは「ここまで有原は四球が少ない投手(10戦で12四球3死球)。追い込まれたらチャンスはない。球数を投げさせるには狙い球を絞って連打を重ねていくしかない」と作戦を説明。好球必打で臨んだが、有原の出来は予想を上回っていた。原監督も「なかなか、あと1本がね。(有原は)やっぱりいい投手ですよ」と相手をたたえるしかなかった。

 この日は広島が楽天に敗れたため、巨人が勝っていれば5月21日に転落して以来の首位返り咲きとなるはずだった。宿敵からの“プレゼント”をフイにしてしまった原・巨人は自力で首位を奪還するしかない。

最終更新:6/15(土) 13:10
東スポWeb

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