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久保建 レアル強奪の裏

6/15(土) 16:40配信

東スポWeb

 スペイン1部レアル・マドリードが14日、本紙昨報通り日本代表MF久保建英(18=FC東京)の入団を正式に発表した。日本の至宝をめぐる欧州屈指の強豪クラブによる争奪戦は、世界一のビッグクラブに軍配が上がった。「銀河系軍団」が同国内のライバルであるバルセロナの下部組織で育った久保の“強奪”にまんまと成功したワケとは――。

 レアル・マドリードはこの日、クラブ公式サイトで久保の加入を正式に発表。「世界のサッカー界で、最も有望な若手選手の一人を獲得することになった。戦術眼、ドリブル、ゴールへの高い技術を持つ攻撃的なMFだ」と賛辞を並べ、日本が誇る至宝の入団を歓迎した。併せてFC東京側も久保の同クラブへの完全移籍を発表した。

 スペイン紙「マルカ」は年俸100万ユーロ(約1億2200万円)の6年契約と報道。クラブは「クボは来季のカスティーリャ(Bチーム)の補強となる」と発表しており、まずは3部相当のリーグからスタートすることになりそうだ。

 バルセロナの下部組織に所属していた久保が、J1のFC東京を経由したとはいえ、永遠のライバルであるRマドリードへ加入するのは“禁断の移籍”とも言える。その決断の裏にあったのは名門の熱意だ。

 欧州事情に詳しい関係者によると「バルサの下部組織時代から実力を評価していたレアルは、最近の成長ぶりも含めて、将来のエース候補になれる逸材と見ている。レンタルで他クラブへ出す選択肢もあったが、急成長している現状を考慮して結果を出せばすぐにトップチームへ引き上げられる環境をつくった」。

 Rマドリードは国内リーグで2年連続V逸となり3位で終戦。3連覇中だった欧州チャンピオンズリーグでも決勝トーナメント1回戦で姿を消すなど今季は低迷した。名門再建のため大胆な世代交代に着手しており、チームに少ない攻撃的なゲームメーカータイプの有望株として久保に白羽の矢を立てたのだ。

 フロントの高い評価に加え、トップチームを率いるジネディーヌ・ジダン監督(46)も獲得に「積極的だったようだ」(別の関係者)。クラブやフランス代表で名司令塔として活躍した世界的スーパースターの指揮官が、自身の“後継者”として久保に期待を寄せて獲得を後押し。そうしたRマドリード側のラブコールに、久保の心も動かされたようだ。

 現在は森保ジャパンが臨む14日(日本時間15日)開幕の南米選手権に向けてブラジルで調整を続ける。日本の至宝が“新・銀河系軍団”の中心選手として世界を震撼させる日も、そう遠くないのかもしれない。

最終更新:6/15(土) 16:40
東スポWeb

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