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田中美里、死を覚悟した『ゴジラ』の撮影「ああ、私ここで…」

6/15(土) 7:03配信

テレ朝POST

◆『あぐり』は夫役の野村萬斎さんのアイデアが満載

『あぐり』では15歳から49歳までを演じた田中さん。すべてが初めての撮影現場は何もかもが新たな発見の日々だったという。

「毎日がもういっぱいいっぱいの状態でした。星由里子さん、名取裕子さん、草笛光子さん、松原智恵子さん…そうそうたるメンバーの中で、右も左もわからない状態で演じていました。

すてきな女優さんたちの演技を最初に間近で見させていただきましたし、女優としてだけでなく、女性としてもとても尊敬できるようなところがたくさんある方たちに囲まれていたので、とてもすばらしい経験をさせていただいた幸せな時間でした」

-結構アドリブで、鍛えられたと聞きましたが-

「夫役の野村萬斎さんがすごくアイデアを出される方だったので、脚本をもっと面白くできるんだということを学ばせていただきました。

ト書きがちょっとしか書いてないのに、小道具だったり、ちょっとしたしぐさや言葉遣いとかをちょっとプラスされたりして、さらに面白いシーンに変わっていくところを見ていたので、こういう風に役者さんは肉付けしていくんだなっていう風に思った瞬間でもありましたね」

-いきなり生活が変わって、連日撮影という生活はいかがでした?-

「睡眠をとるか、セリフを覚えるのをとるかみたいな感じでした(笑)。あと、どういう風に演技をしたらいいかも分からないし、『バミリ』(立つ位置がわかるようにテープ類で付けた印)があっても、『どうやって見ないでそこに止まるの?』という感じで、その感覚もわからなかったですね。

業界用語もわからなかったので、『ちょっとわらって』って言われたので一生懸命笑っていたら、『いやいや、それはどけっていうことだよ』って言われたりしていました(笑)。でも、あまりにも知らなすぎたので乗り越えられたのかなとも思いますね」

-女優を一生の仕事にと決めたのはいつですか-

「『あぐり』の後半ぐらいですね。お芝居を経験する前は、私は本が好きなので、本に勝るものはないと思っていたんですね。本の中は想像の世界なので、お芝居は勝てないと思っていたんですけど、萬斎さんとのアドリブの掛け合いだったり、限られたものの中で最高のものを作ることができるという楽しみを経験することができたので、本を読む楽しさとはまた別なんだなって。

演じるという中でベストの状態をさぐっていくということがすごく楽しい作業だったので、女優だったらずっと続けていけるかもしれないって思うようになりました」

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最終更新:6/18(火) 11:56
テレ朝POST

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