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《ブラジル》NHK紅白歌手=三山ひろし「ぜひ見に来て」= 記者会見、当日に特別演出も=北島三郎「植樹した木を見てきて」

6/15(土) 7:20配信

ニッケイ新聞

 「“移民の父”水野龍が同じ土佐の出身だという事で、ブラジルにとても縁を感じています。ぜひ見に来てください」――13日に来伯したばかりのNHK紅白歌手、三山ひろし(38、高知県)がそう語ると、ブラジル人記者団は嬉しそうに笑顔をうかべた。日本移民111周年を記念して、明日16日(日)からサンパウロ市の文協大講堂(Rua Sao Joaquim, 381)で始まる「松前ひろ子・三山ひろしスペシャルコンサート」。一行は14日午前11時からサンパウロ市リベルダーデ区のニッケイ・パラセ・ホテルで記者会見を行い、ブラジル公演への意気込みを語った。

 主催の池田マリオ・プロダクションの池田社長は、挨拶で「日本人移民110周年には都合が悪く来られなかったが、三山さんは約束を忘れずに今年来てくれた」と待望のコンサートが開催できる喜びを語った。
 三山ひろし、松前ひろ子(69、北海道)、中村仁美(北海道)が入室すると、日伯メディアが写真を撮るシャッター音が聞こえた。
 初めて来伯した三山さんは「海外にあまり行ったことがないので、貴重な経験。ブラジルのイメージは、暑い、陽気、社交的で明るい人が多いというもの。町を歩いて実際に皆の表情がハツラツとしていると感じた」との印象を語った。
 三山さんの師匠の松前さんは、出発10日前に従兄弟の大御所演歌歌手・北島三郎に会いに行ったという。北島さんは88年に来伯し、日伯友好病院にイペーの木を植樹している。「自分が植えた木が多分大きくなっているだろうから、見てきてほしいと言っていました」と微笑んだ。
 「ショーでは日本の良い芸能、良い衣装を見せたい」と公演への思いも語る。また、同郷の北海道協会の会員らとの交流も楽しみだと述べると、同じ出身地の中村さんも頷いた。中村さんは、昔カラオケの世界大会で日系人が綺麗な日本語で歌っており、驚いたとの逸話を語った。
 今回のショーで三山さんは高知県の「よさこい節」という民謡を特別に歌い、正調よさこい鳴子踊りと共に披露。また、昨年のNHK紅白歌合戦で世界記録を達成しギネス認定された、特技のけん玉も披露する予定だ。
 パラナ州アサイ市の公演では、昨年に完成した「旭城」を祝うために、特別に北島三郎の「城」を披露する予定だ。
 一行は6月21日までブラジルに滞在し、16日午前11時と午後3時にサンパウロ市文協、19日午後7時にパラナ州アサイ市のアサイ文化協会(SAMA)でショーを開催。滞在中は、15日午前11時に東洋街のラルゴ・ダ・ポルボラに設置を予定している水野龍の胸像のテープカットに出席する。
 さらに日本人移民ゆかりの地を巡り、サンパウロ市イビラプエラ公園の日本移民開拓先亡者慰霊碑、パラグアイのイグアス移住地、パラナ州アサイ市のコーヒー農園、同市の旭城なども訪問する。

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最終更新:6/15(土) 7:20
ニッケイ新聞

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