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8か月の子どもを預けた私は悪いのか? 「保育園なんてかわいそう」論の誤解を解く

6/15(土) 17:30配信

アーバン ライフ メトロ

保育園に預けてよかったこと

 また、子どもを見ていると、保育園での集団生活によって、コミュニケーションの方法を身につけられていることがわかります。休みの日に公園に行った時などに、見知らぬ子どもと砂場道具の貸し借りをできている様子や、遊具の順番待ちができている様子からは、「小さな社会」で得られることの大きさを感じずにはいられません。

 また、ひとりっ子のわが子にとっては、赤ちゃんから就学前までの(子どもにとっては)幅広い年齢の子どもたちがいる保育園で生活することによって、お兄ちゃんやお姉ちゃんに憧れること、赤ちゃんに優しくすることなども自然と学べる場所、という意味でも保育園は大きいです。

 保育園に預けてよかったことは、子どもの社会的な成長だけではありません。

 筆者はずっと、いわゆるワンオペ状態で育児しながら働いてきたのですが、保育園で出会った保育士さんやママ友たちにアドバイスをもらうこと、話を聞いてもらうことで、かなり心を軽くすることができました。

 周囲にも、保育園に預けるまでは子どもと家の中に引きこもってしまい、育児ノイローゼになりそうだったところを、仕事復帰して保育園にお世話になることで救われた、というママ友がいます。

 今は、子どもにとっても、自分にとっても、保育園は「親の仕事中に子どもを預かってもらう」という本来の意味合い以上に、大切な場所になっています。

 とはいえ、子どもの本拠地は家庭ですから、食事、睡眠、排便といった生活の大切なこと、そして小学校の学びにつながるようなことは、保育園に頼りすぎることなく、親も大切に教えていきたいところ。

 わが子は絵を描くことや本を読むことは大好きなのですが、消極的なことも多く……保育士さんと連携プレーをとりながら、まだまだ奮闘中です。

 これらは、筆者と子どもに合った保育園に巡り会えたところも大きいのかもしれませんが、「小さなうちから保育園に預けるのはかわいそう」という声に対しては、「全然かわいそうじゃないよ!」と思いますし、思いたいです。

 保育園はもちろん、さまざまな事情を抱える全ての親子が明るく生活していくための環境が整い、周囲の人たちの温かなまなざしが広がっていくような社会になることを願ってやみません。

高橋美穂(ライター)

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最終更新:6/16(日) 7:44
アーバン ライフ メトロ

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