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地方の「大阪への足」ピンチ G20期間中の高速バス大規模運休、影響は広範に

6/15(土) 14:01配信

乗りものニュース

大規模交通規制で「定時運行が困難」

 2019年6月27日(木)から30日(日)のあいだに大阪を発着する高速バスの、運休や経路変更が各社から発表されています。これは、6月28日(金)と29日(土)に大阪市で「G20サミット(主要20か国・地域首脳会議)」が開催されるのにともない、阪神高速などで大規模な交通規制が予定されているためです。

【写真】空港リムジンバスも運休多数

 今回の交通規制が大掛かりになる理由は、まず、来日する首脳らの数が多いことです。3年前の2016年に開催された「伊勢志摩サミット」は、「G7」であり、欧米6か国と欧州連合(EU)首脳らが来日しました。今回は「G20」で、それに加えて韓国や中国、さらにはアルゼンチンや南アフリカなど世界各地から首脳が集結し、各国の政府関係者や報道関係者など、あわせて3万人が大阪に滞在するといわれています。首脳らは、空港と市内のあいだはもちろん、メイン会場と、各宿泊ホテルとのあいだを往来しますから、関係する道路で終日通行止めなどの規制が実施されるのです。

 もうひとつの理由が、大阪の道路事情にありそうです。サミットのメイン会場となる「インテックス大阪」(大阪市住之江区)は、人工島である咲洲に位置し、東京でいえば、お台場の「東京ビッグサイト」に当たります。ビッグサイトのある臨海部を貫く首都高速湾岸線は、有明JCTや辰巳JCTなど数か所で他路線と連絡していますが、阪神高速の場合、インテックス大阪のある臨海部を貫く湾岸線と、大阪市の中心部に通じる路線をつなぐJCTは2か所しかありません。また、市の中心部に位置する1号環状線は一方通行のため、一部区間だけを通行止めにするのは難しく、全線通行止めとなります。

 そのため高速バス各社は「定時運行が困難」だとして、サミット期間とその前後に相次ぎ運休や経路変更(停留所休止)を予定しており、相当な路線数になりそうです。北は大阪~鶴岡・酒田線(南海バス/庄内交通)から、西は熊本線(近鉄バス/九州産交バス)まで範囲が広いほか、特に大阪から首都圏方面は多数の事業者が夜行便を運行しており、影響する便数はかなりの数に上ります。

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最終更新:6/16(日) 9:51
乗りものニュース

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