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進藤大典「難しさの極限の中にも光がある最高のバランスがとれたトーナメント」全米オープン2日目振り返り

6/15(土) 20:28配信

ゴルフネットワーク

全米オープンゴルフ選手権は14日、米カリフォルニア州のペブルビーチゴルフリンクス(7075ヤード・ パー71)で第2ラウンドが行われ、ゲーリー・ウッドランド(米)が通算9アンダー単独首位に浮上し、松山英樹は通算イーブンパー32位タイで週末を迎える。2日目の解説を務めた松山の元専属キャディ、進藤大典氏が一日を振り返った。

【動画】松山英樹は通算イーブンパー32位タイで決勝Rへ

 松山選手は良い出だしでした。しかし、5番ショートのミスで自分を苦しめた感じで、ラウンド中はそのミスを引きずっていたわけではないと思いますが、振り返ってみると結果的に、あれで流れが悪くなったという本人のコメント通りのプレーでした。

 ただその中でも最後(18番)大きなバーディで締めくくったあのプレーは流石ですよね。もしかしたら、そのままズルズルいって予選落ちしてもおかしくなかったと思うんです。

 でも、そこでしっかり難しい14番のロングホールでパーを獲って、15番、16番、17番もキープして、最後バーディを獲れたのは大きかったです。一見、松山選手がやると簡単に見えますが、凄い難しいことなので。

 僕は長い間、松山選手を見てきたので、このような場面になればなるほど強いというのも知っているので安心はしていましたけど、当事者ではないので本人からしたらそんなに簡単なことじゃないって言うと思いますが「英樹なら大丈夫だろう、予選落ちは無いだろう」と思いながら観ていました。

(全体のフィールドの雰囲気は)今日は重かったです。やはり前半と違って後半になってくると、全米オープンらしい1打のミスがボギー、ダブルボギーに直結してしまいます。

「ダブルボギーだけは叩かない」と分かっていても、1打目のティーショットでミスが来てしまいます。でもナイスショット、ナイスパットを打てばバーディーも獲れます。

 その難しさの極限の中にも光があるというか、最高のバランスがとれたトーナメントだなと思いました。

 今日のウッドランドは少し出来すぎだとは思いますが、ルイ(・ウーストヘイゼン)の後半のスコアとか、良いショットを打てばバーディが獲れるけど、ちょっとミスした瞬間にすぐボギーが来てしまう。普通のトーナメントだと1個のミスでもパーで何とかカバーが出来たりするものですけど、それができないのが全米オープンなんですよね。

 今日もそこまで風がない状況でしたけど、ホールロケーションが厳しく、カップの位置が初日と比べて傾斜の強い所に切ってありました。そうするとストレートのラインが少ないので狙いに行けず、どうしてもカップ2つ、3つ外して打たなきゃいけないんです。合わせて打つと、ポアナ芝にやられたりして芝目に負けて切れてしまいます。逆に負けないように打とうとすると今度は強く出すぎて傾斜を通り抜けていたので、グリーン上は難しい印象を受けました。

(明日の展望は)ウッドランドは良いプレーしすぎたので、そんな簡単にゴルフをさせてもらえないと思いますよ。そのうえで追いかけるローリー(・マキロイ)だったり、ルイ、(ブルックス・)ケプカも5打差の位置にいますし、アダム・スコットなんかも、この2日間はそんなにフューチャーされていないですけど良い位置にいます。

 こうしてみるとダークホースが少なく、実力者が揃っています。今日のダスティン(・ジョンソン)なんかも2つ、3つパターが入っていてもおかしくなかったです。タイガー(・ウッズ)も今日は良くなかったですけど、明日以降どんなゴルフをしてくるのか楽しみです。(風次第ですけど)朝が早い方がまだグリーンも柔らかいと思うので、松山選手、タイガーにとってはチャンスなので、早めに上がってスコア伸ばせれば良い位置で最終日に行けると思います。

最終更新:6/15(土) 20:28
ゴルフネットワーク

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