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「現代の合掌造り」上棟式 利賀

6/15(土) 23:00配信

北日本新聞

 南砺市利賀村大勘場で、デジタルデータを基に加工した木材を組み合わせて建設が進められているゲストハウス「まれびとの家」の上棟式が15日、現地で行われた。8月中旬の完成を目指す。

 デジタル技術を駆使して設計施工を手掛ける川崎市の「VUILD(ビルド)」が主体となって取り組んでいる。コンピューターが刃物の動きを制御し、入力したデータ通りに木を加工する機械を、昨年同市大島(平)の建設会社「長田組」が導入。全て県産材を活用し、同社で1千枚近くの部材を加工した。

 ゲストハウスは吹き抜け構造で、約50平方メートル。新しい加工技術と伝統的な建築技法を用いたゲストハウスで、コンセプトは「現代の合掌造り」。コンクリート製の基礎の上に14日からあらかじめ加工した部材の組み立て、合掌造りの屋根のような構造を完成させた。

 上棟式にはビルドの秋吉浩気社長やプロジェクトリーダーを務める同社の黒部駿人さん、出資者や地元住民らが出席。秋吉社長は「皆の協力なしではここまで立ち上がらなった」と感謝した。

 秋吉社長は地方の山間で育ちきった森林資源を有効活用するモデルづくりにつなげたいとし「単なる材料としてだけでなく、観光資源としての付加価値も付けられればいい」と話している。

北日本新聞社

最終更新:6/15(土) 23:00
北日本新聞

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