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【MotoGP】第7戦カタルニア決勝:マルケス独走、今季4勝目! ヤマハファクトリー&ドヴィツィオーゾはクラッシュに泣く

6/16(日) 22:41配信

motorsport.com 日本版

 MotoGP第7戦カタルニアGPの決勝レースが行われ、レプソル・ホンダのマルク・マルケスが今季4勝目を果たした。

【リザルト】MotoGP第7戦カタルニアGP 決勝レース結果

 カタルニアGPでポールポジションを獲得したのはルーキーのファビオ・クアルタラロ(ペトロナス・ヤマハ)。今シーズン2度目のポール獲得から最年少優勝を目指しす。

 2番グリッドには地元のマルケスが入った。3番グリッドはマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)がペナルティにより降格した関係で、フランコ・モルビデリ(ペトロナス・ヤマハ)が繰り上がった。

 またセカンドロウまでにヤマハ勢が4台入ってきており、4番グリッドのバレンティーノ・ロッシ、6番グリッドのビニャーレスも含め、ヤマハの今季初優勝を果たす大きなチャンスであると言えた。中上貴晶(LCRホンダ)は16番グリッドスタートだった。

 様々な期待が渦巻くMotoGPクラス決勝は、気温26℃、路面温度51℃のコンディションもとスタート時刻を迎えた。

 良い蹴り出しを見せたのはアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)。ホールショットを奪うとそこにマルケス、クアルタラロ、ビニャーレスが続いた。マルケスはターン3でワイドに膨らんで3番手に落ちると、その後ろ4番手には10番グリッドスタートのホルヘ・ロレンソ(レプソル・ホンダ)がジャンプアップして食らいついた。

 なお中上はスタートでふたつポジションをあげて14番手とした。

 マルケスは2周目のターン1で2番手のビニャーレスを交わしてドヴィツィオーゾを追う。

 そして、ターン10でロッシ、ロレンソ、ビニャーレス、ドヴィツィオーゾら4名の多重クラッシュが発生。ロレンソがインを突いたところでフロントのグリップを失い、そこに各車が巻き込まれる形でのクラッシュだった。4名とも残念ながらリタイアに終わってしまった。

 ロッシ、ビニャーレス、ドヴィツィオーゾらはピットに戻るが、不服そうな表情でレースを見守った。

 これでトップのマルケスは独走状態に。2番手はダニーロ・ペトルッチ(ドゥカティ)、3番手にアレックス・リンス(スズキ)、4番手にクアルタラロという隊列で続いた。

 マルケスはファステストラップを刻む走りで逃げの一手をうち、4周目には2番手ペトルッチに2秒以上の差を築く。

 2番手集団では、リンスとクアルタラロによるポジション争いが展開されていった。6周目のターン1でリンスがクアルタラロをかわして3番手に浮上。そのままペトルッチを追いかける。リンスはホームストレートでペトルッチに並ぶが、オーバーテイクには足らず、ピタリと後ろにつけたままターン1を回る。

 また、後方ではフランチェスコ・バニャイヤ(プラマック)がターン5でクラッシュ。リタイアとなった。

 9周目、遂にリンスがペトルッチに仕掛ける。ターン1で前に出るが、クロスラインでペトルッチが抜き返してイーブンに戻す。リンスは3番手のポジションをキープしながら前を伺うが、なかなかオーバーテイクには至らない。

 11周目、つい先程の周回の再現のようにターン1でリンスが仕掛け、それをペトルッチがいなすというシーンが展開される。

 残り11周、リンスがターン4でインにつけると、ペトルッチと接触しつつも前に出て2番手に浮上。ペトルッチは接触でリズムを崩したか、リンスに若干のギャップを作ることを許してしまった。

 また3番手のクアルタラロにジャック・ミラー(プラマック)、ジョアン・ミル(スズキ)のふたりが追いすがる。

 残り9周の時点で、トップのマルケスは後方に5秒以上のギャップを築いており、盤石の独走体制を築く。また、中上とポジションを争っていたモルビデリがターン7で転倒を喫した。

 残り8周、ペトルッチがリンスをホームストレートでパスして2番手を取り戻す。そして次の周、リンスがターン1にハードブレーキングで突入すると、マシンがバランスを崩して転倒しそうになった。リンスはなんとかコントロールを取り戻したが、コースオフは避けられず、順位を落とした。このアクシデントの直後、クアルタラロがペトルッチを追い抜き、2番手に浮上した。

 4番手ミラーを追い抜こうとしていたカル・クラッチロー(LCRホンダ)は、ターン4を曲がりきれずグラベルへ突っ込んでしまい、転倒を喫してそのままリタイアとなった。

 残り周回数は4周となり、2番手を走るクアルタラロが3番手ペトルッチに0.6秒ほどの差をつけ、初の表彰台獲得に向けひた走る。前を行くマルケスは若干ペースを落としたものの、それでも3秒以上の差を維持した。

 マルケスは独走状態のままラストラップに突入し、危なげない走りでトップでチェッカーを受け今季4勝目を挙げた。Moto2クラスでの弟アレックス・マルケス(EG 0,0 Marc VDS)の優勝と合わせ、兄弟で地元GPアベック優勝を達成した格好だ。

 マルケスはライバル陣の転倒リタイアもあり、チャンピオンシップで2位ドヴィツィオーゾに37ポイントのリードを築いた。

 2位はクアルタラロ。ルーキーながら粘り強い走りを見せ、MotoGP初表彰台を獲得した。3位はペトルッチ。3戦連続の表彰台獲得となり、ファクトリーライダーとしての実力を示した。

 途中2位を走行していたリンスは、自身のミスもあり4位フィニッシュとなった。

 最終的に完走13台と厳しいサバイバルレースとなったが、中上はしっかりと乗り切って8位入賞を果たした。

永安陽介

最終更新:6/16(日) 22:41
motorsport.com 日本版

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