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マリナーズ迷走トレード 本塁打王+年俸負担でヤンキースからマイナー1人獲得

6/16(日) 17:41配信

デイリースポーツ

 米大リーグ、マリナーズは15日(日本時間16日)、ヤンキースとのトレードでリーグ最多本塁打の主砲エドウィン・エンカーナシオン内野手(36)と引き換えにマイナーのホアン・ゼン投手(19)を獲得したと発表した。ゼンは昨年11月にヤンキースとの間で成立したトレードで放出した選手で米メディアによると、同内野手の今季の残りの年俸925万ドル(約10億円)の半分を負担するという。

【写真】菊池雄星に2三振したエンカーナシオン

 エンカーナシオンは昨年12月の三角トレードで打線の中軸としてインディアンスから獲得。今季はここまで打率・241、リーグ最多21本塁打、同3位の49打点と期待どおりの働きを見せている。しかし、チームは主砲の奮闘むなしく、現在、ア・リーグ西地区最下位に低迷。東京ドームでの開幕戦でアスレチックスに連勝するなど、開幕13勝2敗でロケットスタートを見せたが、絶好調だった打線の不振とともに急降下。現在は30勝44敗で首位アストロズに19・5ゲーム差をつけられている。

 チームは昨オフにトレードを連発し、10人以上の主力級選手を入れ替え、西武の菊池をポスティングシステムで獲得するなど、2年後、3年後を見据えたチームづくりに着手した。しかし、地区最下位に沈む中、今月に入って打線の中軸を担っていたブルース外野手(32)をフィリーズへ放出し、マイナー内野手1人を獲得。米メディアによると、同外野手の今季と来季の年俸、計2800万ドル(約30億4000万円)のうち、フィリーズの負担は275万ドル(約3億円)だけ。マリナーズは残りの年俸約27億4000万円を請け負ってマイナー選手1人をゲットした計算になる。

 今回のヤンキースとのトレードでもマリナーズが獲得したのは昨年11月のトレードでヤンキースへ放出した過去があるマイナー投手1人だけ。米スポーツ専門サイト、ジ・アスレチックによると、通算401本塁打、1205打点の実績をもつエンカーナシオンの今季年俸は2000万ドル(約21億7000万円)で、昨オフのトレードによりレイズは500万ドル(約5億4000万円)を負担。開幕から2カ月半分の年俸はマリナーズが支払っており、残り3分の2の年俸925万ドル(約10億円)をヤンキースと“折半”するという。負担額の詳細は明らかにされていないが、今回のトレードでマリナーズは主砲プラス推定5億円の金銭をつけてマイナー投手を獲得したと考えることもできる。

 大きな見返りを得ることなく高額ベテラン選手を放出し始めたマリナーズ。現在も三塁ヒーリーや二塁ゴードン、遊撃ベッカム、先発右腕リークらのトレードを画策しているとも伝えられており、迷走はしばらく続くことになりそうだ。

最終更新:6/16(日) 17:54
デイリースポーツ

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