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若手女優の登竜門『シーブリーズ』CMが“甘酸っぱい青春”を描く理由

6/16(日) 8:40配信

オリコン

 独特の爽快感があるボディケアブランド『シーブリーズ』。90年代にはTRFらを起用し海をイメージしたCMを展開してきたが、2007年に堀北真希さん(2017年2月28日芸能界引退)を抜てき以降、北乃きいや川島海荷など、新人女優を積極的に登用。若手女優の登竜門的なCMとして、毎年話題となっている。一方、“甘酸っぱい青春”を描くストーリー展開に対し、SNS上では「シーブリーズみたいな青春、経験したことがない」、「キラキラし過ぎてまぶしい」という投稿もある。なぜこのようなCMを打ち出しているのか。資生堂ジャパンのブランドマネージャーの中石尚吾さんに聞いた。

【写真】堀北さんに北乃きい、広瀬すず、池間夏海まで!『シーブリーズ』CMに出演した若手女優たち

■発売から100年超 元祖は米国先住民の“魔法の水”!?

 『シーブリーズ』は1902年、米国で発売された長い歴史を持つ化粧品ブランドだ。開発秘話について、中石氏はこう語る。

 「諸説ありますが、一番有力なのが、米国の先住民族の方々の間で、けがをしたときに使っていた“魔法の水”が由来であるという説です。薬草が入った水なのですが、そこに目をつけたのが薬剤師のJ.W.ブルックス氏。彼が工業製品化したのが、『シーブリーズ』の始まりと言われています」(中石氏)

 日本には69年に上陸。当時は、理美容店などでヘッドマッサージの際に使われていたという。71年には『マクドナルド』が日本に進出するなど、米国文化が徐々に広がってきた時代。『シーブリーズ』も同文化を代表するアイテムのひとつとして、注目されるようになった。

■90年代までに『シーブリーズ』=海を確立 安室やTRFらを起用し躍進

 『シーブリーズ』のCMが日本で初めて放送されたのは、83年。サーフ系ファッションが流行する中、DJの小林克也のナレーションとウィンドサーフィンのビジュアルによって構成されたCMは、視聴者に大きなインパクトを与えた。とくに影響を受けたのが、若い男性たちだ。日焼け後のトラブルを防ぐスキンローションとして使用する若者が急増。量販店で気軽に買える男性のおしゃれアイテムとして人気を集めた。

 90年代に入ると、安室奈美恵さん(2018年9月16日引退)やTRF、Every Little Thingの持田香織らをイメージキャラクターに起用。またそれぞれ出演アーティストの楽曲も使用することで、セットで話題となった。海岸をバックに、日焼けした肌で健康美を表現するCMは、まさに『シーブリーズ』=海という世界観を確立。『シーブリーズ』といえば、アクティブやスポーティーといったイメージが浸透していった。

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最終更新:6/18(火) 23:25
オリコン

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