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なぜ人は「自分を殺す転職」をしてしまうのか?

6/16(日) 11:45配信

LIMO

「なんで、この仕事を選んでしまったんだろう……」
「前の会社で働いておけばよかった」
「年収下げてまで、なんでこんな思いをしなきゃいけないんだ」
「内定をもらった〇〇社に行っていれば……」

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『どんな会社でも結果を出せる!  最強の「仕事の型」』の著者で、計7回の転職を経て、現在はコンサルタントとして活躍する村井庸介さんは、「実はこれらは、恥ずかしながら、すべて私の転職失敗談であり、当時の心の声です」と話す。

 この記事では村井さんが、同書の内容に加え、自身の転職と、人事・部門責任者としての転職者の受け入れ経験などを踏まえて、「なぜ人は転職に失敗してしまうのか」、そして「自分を殺す転職」と「自分を生かす転職」の違いについて解説する。

大手シンクタンクからの転職での残念な失敗

 読者の方々の中には、いま転職を考えている人もいると思いますが、そうでなくとも、いつか転職を選ぶ日がくるかもしれません。ただ、最初にお話ししておきたいのですが、特に初めて転職を検討している方は、「転職ありき」ではなく、「現職に留まること」を含めて考えていただければいいでしょう。

 では、まずは私の失敗談から、「自分を殺す転職」とはどんなものかを考えてみたいと思います。

 私は社会人3年目に、大手シンクタンクの通信業・製造業分野のコンサルタントから、密かにあこがれていた人材輩出で有名なウェブサービス企業に転職します。しかも、自ら希望していた事業開発職ではなく、営業職への配属となることも了解し、意気揚々と会社を移ったのです。

 しかし、転職後、同社での営業が「完全に未経験」の仕事だと気づくのに時間はかかりませんでした。その後は、先輩社員や引き継ぎ案件に恵まれ、受注目標はいちおう達成できたものの、悪戦苦闘の日々。お客様に提案すら聞いてもらえず、上司からは厳しいフィードバックをもらう日々でした。一方で、同年代の社員の活躍を横目で見て、「自分は何をしているのか……」と悩み、徐々に会社に行く足が重くなり、受注も遠のき、最終的には出社できない状態にまで陥ってしまったのです。

 この転職の、何がいけなかったのでしょうか? 

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最終更新:6/21(金) 21:05
LIMO

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