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文大統領「南北・朝米、水面下で対話続けてきた…遅すぎないうちに対話の再開を望む」

6/16(日) 12:27配信

ハンギョレ新聞

スウェーデン議会での演説後の質疑応答で  「朝鮮半島の非核化が実現すれば、自然に核・通常兵器の軍縮も進む」 「朝鮮半島の完全な平和に向けて忍耐ある対話が必要」

 スウェーデンを国賓訪問中の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が14日(現地時間)、「水面下での朝米・南北対話は引き続き行われており、対話のモメンタムは維持されている」とし、「朝米間・南北間対話が遅すぎないうちに再開されることを望んでいる」と繰り返し強調した。

 文大統領は同日、スウェーデン議会での演説の後に行われた質疑応答で「第2回朝米首脳会談が合意なしに終わったため、対話が膠着状態に陥っているように見えるかもしれないが、米国のトランプ大統領と金正恩(キム・ジョンウン)委員長は、互いに対する信頼を表明しており、対話への意志を持っている」とし、このように述べた。そして「(対話の)時期を決めるのは、結局、金正恩委員長がいつ応じるかにかかっている」と付け加えた。彼は、ノルウェーのオスロでも「6月中に南北首脳会談ができるかどうかは私にも分からない。そのような時期を選択するかどうかは、金正恩委員長にかかっている」としながらも、「非常に短い期間の連絡と協議を通じて首脳会談が実現した経験もあるため、物理的に不可能ではない」と述べた。

 しかし、文大統領は「朝鮮半島の完全な非核化と平和に至るまでは、忍耐が必要だ」と述べた。また「対話が再開されるとしても、朝鮮半島の完全な非核化と平和が一朝一夕に実現するとは断定できない」とし、「多くの時間がかかり、忍耐のある対話が必要だ。そうした対話を通じて互いに信頼をさらに深めていく必要がある」と述べた。

 そして、朝鮮半島の非核化が実現すれば、自然に軍縮も実現するだろうと述べた。「韓国が進める朝鮮半島平和プロセスの究極的な目的は、朝鮮半島の完全な非核化」だとしたうえで、「それが実現すれば、それに伴って核軍縮が行われ、国際社会における核の拡散を防ぐ堅固な土台になるだろう。完全な非核化が実現すれば、通常兵器に対する軍縮もともに進めていく計画」だと明らかにした。

 以下は一問一答の全文

 -大統領と韓国政府は、南北間の緊張緩和と軍縮のため、これからどのような措置を取る計画なのか。

 =現在、韓国が推進している朝鮮半島平和プロセスの究極の目標は、朝鮮半島の完全な非核化だ。それが実現すれば、核軍縮が実現し、国際社会の核拡散を防止する堅固な土台になるだろう。南北は完全な非核化が実現すれば、引き続き通常兵器の軍縮も共に進めていく計画だ。韓国は核軍縮に向けた国際社会の努力を共にする。

 -南北間の信頼構築に向けて、いかなる措置が可能だと考えているか。南北の平和および和解プロセスを支持し、さらに発展させるため、このような信頼構築の措置がいかなる役割を果たせると思うか。

 =ストックホルム平和研究所は今年1月、南北米の3者の実務交渉に参加する政府関係者を一堂に集め、互いに対話できる機会を与えてくれた。それは、南北間、朝米間の相互理解を深める良い機会となった。スウェーデンは同じ方式で第1回、2回朝米首脳会談の開催に大いに貢献した。2000年金大中(キム・デジュン)大統領が初の南北首脳会談を開催した際も、スウェーデンからの支援があった。南北間の平和のために長い間スウェーデンが示してきた努力に韓国国民は深く感謝している。

 第2回朝米首脳会談が合意なしに終わったため、対話が膠着状態に陥っているように見えるかもしれないが、米国のトランプ大統領と金正恩委員長は、互いに対する信頼を表明しており、対話への意志を持っている。それだけでなく、朝米・南北間で水面下の対話は続いており、対話モメンタムは維持されているといえる。米国と韓国はいつでも対話する体制が整っていると表明した。その時期を決めるのは、結局、金正恩委員長がいつ応えるかにかかっている。朝米・南北間の対話が、遅すぎないうちに再開されることを望んでいる。

 しかし、対話が再開されたとしても、朝鮮半島の完全な非核化と平和が簡単に実現するとは断定できない。多くの時間がかかり、忍耐のある対話が必要だと思う。そのような対話を通じて、互いに信頼をさらに深めていく必要がある。その過程で、スウェーデンがこれまで同様、互いに信頼を高めるよう、引き続き支援してほしい。

ストックホルム/ソン・ヨンチョル記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)

最終更新:6/16(日) 12:27
ハンギョレ新聞

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