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ママの不安和らげて 飛騨市が子育て支援サロン

6/16(日) 8:37配信

岐阜新聞Web

 人口当たりの出生率の低下に悩む岐阜県飛騨市は、産前・産後の母親が地元の助産師に相談できるサロン「にこにこルームまるん」を18日、同市古川町若宮のハートピア古川に開設する。子育て支援ヘルパーの派遣や母親同士の交流会も開き、産後うつの予防などに努める。

 毎週火、金曜日、市内在住の妊婦と1歳までの子どもがいる母親を対象に開く。助産師が2人以上参加し、妊娠、出産や育児について気軽に語り合う。

 正式開館を前に14日公開され、10組以上の妊婦と母子が見学した。1歳9カ月の長女と訪れた、妊娠7カ月の女性(35)=同市古川町壱之町=は「長女が生まれた時は3カ月間、家から出られず、大変な思いをした」と振り返り、「助産師さんと話せる機会は貴重。雰囲気もいい」と喜んだ。

 サロンで相談に応じる助産師の鎌村邦子さん(69)=同町増島町=は「産後の不安からうつになる母親は多い。泣きやまない理由や母乳の出など、ちょっとしたことでも話してもらえれば」と参加を呼び掛けた。

 サロン開設の背景には、母親へのサポート体制の手薄さがある。市内には産婦人科の病院がないため、妊婦は隣の高山市や富山県へ通院せざるを得ない。飛騨市では人口千人中、その年に生まれた子の割合を示す出生率は2017年に6・0%で、08年より1・2ポイント下がった。「新生児や産後の体のケアについて相談できる場所がほしい」という母親の声もあり、市は本年度から「産前産後ママサポプロジェクト」として支援を本格化させた。

 サロンの他に今月から、母親の交流会や乳児託児、子育てヘルパーの派遣も始める。都竹淳也市長は「集まって話し合ったり、お互いの様子を見る場として活用してもらえれば」と話した。

 サロンに関する問い合わせは古川町保健センター、電話0577(73)2948。

岐阜新聞社

最終更新:6/16(日) 8:37
岐阜新聞Web

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