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【ル・マン24時間】”まさか”の勝利。8号車トヨタの中嶋一貴「運によって決まった……7号車のみんなの気持ちはよく分かる」

6/17(月) 9:35配信

motorsport.com 日本版

 2019年のル・マン24時間を優勝したのは、8号車トヨタの中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、フェルナンド・アロンソ組だった。

【2019年ル・マン24時間レース】決勝レースハイライト

 レースの大半をリードしていたのは、僚友の7号車トヨタだった。しかし、残り1時間という時点で痛恨のパンクが発生。さらにセンサーにも問題があり、交換しなければならないタイヤを誤るという事態にも見舞われ、8号車に首位を明け渡すことになった。

 8号車はそのまま残り1時間を先頭で走り、トップチェッカー。2018年に続き同レース連覇を果たした。

 トヨタの8号車の面々は、チームのプレスリリースにコメントを発表。中嶋一貴は、非常に複雑な気持ちだと語った。

「今年、ル・マンの勝利は実力と言うよりも運によって決まったと思っています。とても厳しいレースで、7号車に起きたことはとても信じられません」

 中嶋は3年前のル・マンで、首位を走りながらチェッカーまで残り3分という時点でストップ……勝利を逃すという苦い経験をした。それと似たような状況に見舞われた7号車の面々に同情すると語った。

「我々は2016年のル・マンでよく似た状況に遭遇しただけに、チームメイトの彼らがどんな気持ちなのかよく分かります。我々がル・マンで勝利を挙げられたこと、そして世界チャンピオンになれたのは、チームメイトである7号車と互いにしのぎを削ってきたおかげですし、彼らとスーパーシーズンの長きにわたって切磋琢磨して来たことを本当に誇りに思います」

 セバスチャン・ブエミは、圧倒的な速さだった7号車には太刀打ちできなかったと語った。

「我々にとっては、世界チャンピオンがかかっているという意味で重要なレースでした。レースのスタート時は7号車について行こうと思っていましたが、僅か5周したところでそれは無理だと分かりました。我々は諦めずに力強く戦い続けましたが、最後まで7号車の方が速かったことは誰の目にも明らかでした」

「我々は2位でフィニッシュしても満足出来たと思いますが、7号車に起こってしまったことは本当に残酷です。彼らは本当に素晴らしいレースをしました。

 フェルナンド・アロンソは、自身の目標であった世界三大レースのひとつ、ル・マン24時間で2回目の勝利。そしてこのレース限りで、チームを離れることになる。

「2度目のル・マンで勝利を挙げられて最高の気分ですが、この勝利は全く予測していませんでした。今回、我々は7号車に対して勝てる速さは持っていませんでした。今日の結果は運が大きく影響しましたし、それはモータースポーツの一面でもあります」

「私は彼らチームメイトをチームメイト以上の、友達と感じています。彼らは勝利にふさわしかったですが、勝利の女神は我々を選びました。我々の目標は世界チャンピオン獲得であり、それを達成出来たことを本当に誇りに思います」

最終更新:6/17(月) 9:35
motorsport.com 日本版

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