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常陸太田・機初小 児童、環境保全に汗

6/17(月) 9:00配信

茨城新聞クロスアイ

常陸太田市民環境会議(会長・大久保太一市長)は11日、常陸太田市内で初めて特定外来生物と呼ばれる植物の除去作業を行った。同市立機初小学校(高橋博之校長、児童302人)の3年生49人が協力して、同校周辺で多く繁殖しているオオキンケイギクなどを抜き取って処分した。市では特定外来生物が生態系に影響を及ぼしているとして、啓発活動や除去作業を広げていきたい考え。

特定外来生物は、元々国内に生息していなかった生きもので人の活動によって外国から持ち込まれ、在来の生物や人の生活に悪い影響を及ぼす恐れがあり、輸入や栽培、野外に放すことなどが法律で禁止されている。

作業には同校児童のほかに保護者や同環境会議環境保全部会(菊池保裕部会長)のメンバーらが参加。県生物多様性センター(水戸市)の佐々木泰弘さんが生物多様性やその多様性が失われた場合の生活への影響、身近な特定外来生物、生物多様性を守る方法などについて説明し「身の回りの自然や生物多様性を守る活動を知り、それを伝えることが生物多様性を守ることにつながる」と呼び掛けた。

子どもたちは通学路や学校周辺に咲いているオオキンケイギクを根から引き抜き、花が終わって種になったものも見つけてビニール袋に回収した。

窪田莉久君(8)は「根っこから引き抜くのが大変だった」と感想。大橋未来さん(8)は「きれいな花だと思っていたので残念だが、特定外来生物のことが分かったのでこれからは見つけたら抜きたい」と話した。

同校の3年生は本年度、自分たちの地域を知る活動に取り組んでおり、今回の作業協力となった。菊池部会長は「子どもたちにも生物多様性や特定外来生物の除去について伝わったのでは。今後は除去作業の展開や、処分方法などについて検討していきたい」と話した。市環境政策課の大畠敬一課長は「今回を契機に環境保全の取り組みを広げていきたい。関係機関と協力して取り組んでいく」と話した。(飯田勉)

茨城新聞社

最終更新:6/17(月) 10:10
茨城新聞クロスアイ

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