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IoTで盤内温度を常時監視し、設備異常を予測する温度状態監視機器

6/17(月) 7:05配信

MONOist

 オムロンは2019年6月3日、制御盤や配電盤などの盤内温度を遠隔監視する温度状態監視機器「K6PM-TH」を発売した。

 K6PM-THは、制御盤、受電盤、配電盤、動力盤などの盤内温度をIoT(モノのインターネット)によって常時遠隔監視し、独自のアルゴリズムで異常発熱を予測する。装置の異常停止リスクが低減し、保全員の代わりに異常を監視することで、設備保全が省人化できる。

 盤内温度は、盤内に設置した非接触温度センサーで監視する。同センサーは小型で、90度×90度と広視野角であるため、奥行きのない制御盤内にも設置でき、少ないセンサー数で全面の温度を測定する。遠隔からの監視が可能で、保全員が温度測定や点検のために巡回する必要がなくなる。

 測定したデータは、予知保全に活用できる。温度上昇傾向を分析して到達温度を予測する「到達予測アルゴリズム」や、対象機器の温度上昇のみを確認する「差温検出アルゴリズム」により、異常傾向を早期に把握できる。

 K6PM-THに含まれる専用ソフトウェア「Thermal Condition Monitoring Tool」は、温度データや熱画像を表示する他、各盤内機器に対して最適なしきい値を自動で設定できるため、特別なスキルを必要としない。

 これまで各種盤内機器は、保全員がサーモグラフィーなどの温度監視用機器を用いて解析することで、異常の傾向を把握していた。しかし、設備や装置の高機能化による点検工数増加や、人手不足で点検回数が減るなど、事故発生のリスクが上昇していた。

MONOist

最終更新:6/17(月) 7:05
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