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半兄にシルバーステートがいるシルヴェリオが阪神芝1800mでデビュー/関西馬メイクデビュー情報

6/17(月) 18:01配信

netkeiba.com

 今週で東京、阪神の開催が終了。個人的に注目しているのは、なんといっても阪神芝1800m。今年の出走メンバーにわくわくするのはもちろんだが、過去にこのレースでデビューした馬はGIホースになるケースが非常に多い。

 2007年は勝ったアーネストリーが古馬になってから2011年宝塚記念を優勝。2着だったトールポピーはオークス、8着だったキャプテントゥーレは皐月賞と翌年のクラシックを制覇。2008年の1着馬ロジユニヴァースは翌年の日本ダービーを制覇するなど、枚挙に暇がない。

【6月22日(土) 阪神芝1200m】

◆ラウダシオン(牡、父リアルインパクト、母アンティフォナ、栗東・斉藤崇史厩舎)

 半兄アンブロジオ(父ローズキングダム)は未勝利、ベゴニア賞と東京マイルで連勝し、クロッカスSは2着。2歳から3歳にかけて、しっかりと動けていた馬なので、この時期から動ける血統というイメージがある。

 本馬はゲート試験に合格した後、一旦放牧へ出されており、5月28日に再入厩。そこから少しずつ追い切り時計を詰めていき、6月12日はレースでも騎乗が予定されている福永祐一騎手が跨ってのCWコースでの追い切り。1勝クラスを追いかける内容の3頭併せだったが、最後は内から追いついて、ラスト1Fは11.7秒の伸び。6F83.6秒と全体時計もそれなりの数字が出ている。

 個人的にはもっと距離があった方がいい印象もあるが、そのあたりはスピードとセンスの良さがカバーしてくれるのではないだろうか。

【6月23日(日) 阪神芝1800m】

◆シルヴェリオ(牡、父ハーツクライ、母シルヴァースカヤ、栗東・池添学厩舎)

 POGでも大注目の良血馬。半兄には未勝利から1600万下(現3勝クラス)を4連勝したシルバーステート(父ディープインパクト)、デビュー戦で後のダービー馬ワグネリアンとハナ差の接戦を演じたヘンリーバローズ(父ディープインパクト)らがいる。

 さすが、というところを見せたのが、6月5日のCWコースでの併せ馬。レースでも騎乗予定のC.ルメール騎手が乗っていたが、ゴール前で鞍上が促すと即座に反応して、相手を一瞬で置き去りにした。

 藤懸貴志騎手が跨った6月12日のCWでは併せ馬で遅れた形だが、1F11.5秒で伸びているので全く問題ない。あとはレースでどんなパフォーマンスを見せてくれるか期待したい。

◆リメンバーメモリー(牡、父キズナ、母フィオドラ、栗東・佐々木晶三厩舎)

 2017年セレクトセール当歳にて、9000万円で落札されたキズナ産駒。父を管理した佐々木晶三厩舎へ入り、父を担当した田重田静男厩務員が担当するとなれば、その注目度が高くなって当然。調教での走りもキズナに似たところがあり、追い切りでどんな動きを見せてくれるか注目していた。

 意外だったのは5月30日のCWコース。併せ馬だったが、内で追われてもさほど伸びない感じで、時計的にもパッとしなかった。それが6月5日のCW、レースで騎乗予定の武豊騎手が跨った追い切りではそれなりに動け、6月13日のCWでの併せ馬ではきっちり先着できたので、週を追うごとに良くなっている。

 ただ、道中の走りっぷりからすると、最後の直線でどれだけ伸びるだろうという雰囲気なので、このあたりに物足りなさが残るのも事実。実戦に行けば弾けるタイプなのか、そのあたりも含めて注目のデビュー戦となりそう。

◆レッドベルジュール(牡、父ディープインパクト、母レッドファンタジア、栗東・藤原英昭厩舎)

 全姉レッドベルローズは東京マイルの新馬戦を勝ち、直後のフェアリーSでは3着の実績がある。同じく全姉のレッドベルディエスも東京マイルの未勝利戦を勝っており、上2頭が美浦所属だったこともあるが、東京マイルには縁のありそうな血統。

 ここまで順調に追い切りを消化していたが、動きが目立ったのは6月12日。レースで騎乗予定の福永祐一騎手が跨って、CWコースでの併せ馬だったが、2勝クラスを追いかけて最後は楽々と先着。6F83.2秒、1F12.1秒と時計的にも十分な数字をマークしている。

 きょうだいで初めての牡馬ということもあるので、この舞台でどんな走りを見せてくれるか楽しみなところだろう。

(取材・文:井内利彰)

最終更新:6/17(月) 18:01
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