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【ユニコーンS・後記】ワイドファラオはニュータイプのダート王 福永「大きな舞台で活躍してくれる」

6/17(月) 21:46配信

東スポWeb

 3歳世代のダート王決定戦・GIIIユニコーンS(16日=東京1600メートル)は、ワイドファラオ(牡・角居)が初ダートで見事に優勝。デュープロセスの追撃をアタマ差でしのぎ、ニュージーランドTに続く2つ目のタイトルをゲットした。過去5年の優勝馬のうち3頭がGI馬となっている超出世レースだが、鞍上・福永の言葉から見えてくるのはニュータイプのヒーロー誕生の可能性。さっそくレースを振り返ろう。

「最初からオーナーにはダート(向き)と言っていたが、それを立証できてよかった」

 ダートの猛者を一刀両断。NHKマイルCの9着から転じたワイドファラオの逃げ切りに福永の笑顔がはじけた。

「強力な逃げ馬がいなかったのでスタート次第で(行くか)決めようと思っていたが、いつも通りのいいスタート。あそこから控えるとリズムを崩すのでマイペースで行きました」と同騎手。

 最内枠から好発を決めてスタート直後は外のヴァニラアイス、イメルと3頭で雁行状態。それでも譲る構えを見せず先手を奪うと、自身のスピードを生かす形で後続を引き連れて行く。迎えた直線は外からデュープロセスが一気に迫るが、二枚腰を使ってもうひと伸び。並走のラスト50メートルを踏ん張り切って、GIIニュージーランドTに続くタイトルを手中にした。

「最後は脚もあがっていたが、並ぶ形でしのいでくれた。持っている勝負根性というか、気持ちの強さを出してくれました」

 今回は3戦3勝のクリソベリル(ジャパンダートダービー出走予定)を除く3歳トップクラスが集った一戦。さらに勝ち時計1分35秒5は、重馬場ながら近10年の比較で2位。世代トップに堂々と立った形だが、興味深いのは鞍上の感触が歴代の優勝馬とは微妙に異なる点だ。

「(勝ったが)マイルの距離は少し長い。もう少し短いほうがいいかも。それでも初めてのダートで重賞を勝つのは簡単にはできないこと。メイショウボーラー(初ダートのGIIIガーネットSからGIフェブラリーSまで3連勝)もそうだったが、この馬も大きな舞台で活躍してくれると思う」

 前半4ハロン通過45秒8は近10年でも格段のハイペース(次位は46秒4)。確かにラップ推移を検証すれば、短距離馬がマイルの距離を力で押し切ったと判断できる。そしてそこに見えてくるのは、距離短縮でさらにド派手なパフォーマンスを披露する可能性――。過去とはタイプの異なるユニコーンS優勝馬の今後を大いに注目しよう。

最終更新:6/17(月) 21:46
東スポWeb

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