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<WRC>トヨタ、ルマン24時間とのダブル勝利ならず。イタリア最終日に衝撃の展開

6/17(月) 14:30配信

テレ朝POST

現地時間の6月13日~6月16日、2019年のWRC(世界ラリー選手権)第8戦「ラリー・イタリア」が開催された。

シーズン折返しといえるこのラリー・イタリアは、ドライバーズチャンピオンシップをほぼリセットさせるような波乱が連続するまさかの展開となった。

ラリー・イタリアDAY1は木曜日。久しぶりに“お披露目”ともいえるスーパーSSが行われた。

今回のスーパーSSでは、特設でジャンプ台やウォータースプラッシュ(車体が浅い水場に飛び込む場所)などが作られたダート(未舗装路)コースを2台同時に走行してタイムを競う形式が取られた。

通常のSSでは1台ずつのタイムアタックだが、このスーパーSSでは、2台同時に走ることでタイムアタックだけでなく相対的な勝負も楽しめるのが人気だ。その初日トップには、王者セバスチャン・オジェ(シトロエン)が立った。

ラトバラ、フロントガラスがない状態でも…

そしてDAY2となる金曜日。いよいよラリー本番がスタートした。

最初の波乱は、現王者オジェ(シトロエン)に発生。一部が特設コースで組まれたSS5、左コーナーの目印として置かれた大きな岩にマシンの左前輪を強く当ててしまい、そのままサスペンションを破損してしまう。その後、修繕につとめるも手の施しようがなく、デイリタイアとなってしまった。

そして、SS5までトップを走行していたトヨタのヤリ‐マティ・ラトバラを次の波乱が襲う。

こちらは、左ヘアピンと呼ぶべきコーナーでマシンが横転。その後なんとかコース復帰するもSS6ステージトップから8分31秒9遅れとなってしまい、優勝争いから脱落した。SS6のゴールに戻ったラトバラは、インタビュワーに対して、ゼイゼイと息をするほどに疲れながら状況を語った。

「マシンを元に戻すのに、本当に力を使った。周りに観客もなく助けもなかったから…。ヘアピンを少しカットし過ぎてマシンが横転してしまった…」とだけコメントしている。

その後、SS7は観客が多く危険と判断されて主催者によりキャンセルとなった。そして、SS8ではフロントウインドウのないマシンでラトバラは走行。なんとタナックのステージタイムを上回った。

「マシンは完璧だよ。再び走れて夢のようだ。SS6は本当に馬鹿なミスをしてしまった。コーナーをギリギリで曲がるため、サイドブレーキを引くのがほんの少し早すぎたんだ。それでマシンがカットインしてしまって横転した。(フロントガラス無しでの走行も)メガネがあって良かったよ!」と、SS8走行後のラトバラは、SS6のミスを振り返ると同時に、メガネのおかげでフロントウインドウが無いマシンでも走れていることを喜んだ。

だが、続くSS9で再びラトバラを苦悩が襲う。

今度は右コーナーで曲がりきれなかったのか、突然マシンがそのままコース外側に飛び出し止まってしまった。結局コース復帰できず、SS10はステージトップから10分遅れという計測になった。その後、マシンのステアリングに問題が生じていたと判明。SS6でのマシン横転の影響が残っていたようだ。

こうして、DAY2はトップにダニ・ソルド(ヒュンダイ)。2位ティーム・スンニネン(フォード)/1位から10秒8遅れ、3位オット・タナック(トヨタ)/同11秒2遅れ、と続いた。タナックはトップを狙える位置につけ、ライバルであるオジェやヌービルは大きく出遅れた。

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最終更新:6/24(月) 13:23
テレ朝POST

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