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フランスで活躍するサッカー酒井選手に聞いてきた、「暮らす」という視点でみた「マルセイユの魅力」とは?

6/17(月) 13:10配信

トラベルボイス

ワールドカップ・ロシア大会ではサッカー日本代表で不動の右サイドバックとして出場し、現在ではフランスのオリンピック・マルセイユで主力として活躍する酒井宏樹選手と、マルセイユで地元食材を活かした和食レストラン「旅の夢(Tabi no Yume)」を営む上村一平さん。二人とも地元では有名な日本人だ。そして、二人ともマルセイユを気に入り、家族とともに南仏のライフスタイルを楽しんでいる。酒井選手は日本からドイツを経てマルセイユに。上村さんは熊本からマルセイユに。二人が見るマルセイユの魅力を、「暮らす」という視点から聞いてみた。

酒井選手「明るい太陽」、上村さん「太陽の町」

酒井選手がドイツのハノーファーからフランス1部リーグオリンピック・マルセイユに移籍したのは2016年夏のことだ。今年で3シーズン目を迎える。移籍にあたっては、家族も同伴することからマルセイユの生活環境をいろいろと調べたという。「フランスでも治安が悪いところ、と書いている本が多かったので、行く前は少し心配しました」と当時を振り返る。

しかし、実際にマルセイユに来てみると、事情は全く違った。「トラブルは何もないし、なによりもこの明るい太陽は、ハノーファーにはありませんでした。いつも晴れているという印象です」と酒井選手。南仏の気候のよさが普段の暮らしでも豊かさを加えているという。

マルセイユに和食レストラン「Tabi no Yume」を開業して15年になる上村さんもマルセイユを「太陽の町」と表現し、「海がきれいで、山が白く、気候が何よりも最高」と続ける。石灰岩で形作られた白い山々は、プロヴァンス地方の地質的特徴で、遠くから不毛な山頂あたりを眺めると、年中雪をかぶったように見える。マルセイユから車で30分ほど海岸線を走ったところにあるカランクも石灰岩の断崖絶壁が独特の景観を作り出していることで観光客に人気の場所だ。

実はこの二人、酒井選手がマルセイユに移籍してから親しい間柄になった。上村さんは「ある日、酒井選手が一人でふらりと私のお店に立ち寄ってくれたんですけど、サッカーにはあまり興味がなかったので、『背の高いおにちゃんが来たなあ』という程度の印象でしたね」と振り返る。酒井選手は酒井選手で自分がサッカー選手だとは告げずに、「これからマルセイユで仕事を始めます」と自己紹介しただけだったという。

それ以降、酒井選手と家族にとって上村さんの「Tabi no Yume」は異国の地で本物の和食を楽しめる憩いの場となっているようだ。「月に一回ほど伺いますね」と酒井選手。上村さんは「お世話になっていますし、お世話もしています」と笑う。上村さんよると、酒井選手は特に魚料理が好きなようで、「だから彼にはマルセイユはぴったりですね」と言う。食べること自体も好きで、「特にマルセイユに来てからは食に興味を持つようになったみたいですね。おいしいレストランを教えてほしいとよく聞かれます」と明かす。新鮮な海の食材と確かな腕を持つシェフが多いマルセイユ。旅行者だけでなく、地元に暮らす人たちにとっても食事は豊かな生活の大事なワンピースだ。

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最終更新:6/17(月) 13:10
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