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香港デモに冷淡な中国人、「金もらって参加」SNS信じる人も。逃亡犯条例改正案は延期

6/17(月) 12:10配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

主催者発表によると100万人超が参加したと言われるデモが、香港を揺るがしている。

香港で身柄を拘束した容疑者の中国本土への移送を可能にする逃亡犯条例について、香港政府は6月15日、改正を無期限で延長すると発表した。

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中国の特別行政区である香港の独立性・独自性に大きく影響するこの改正案だが、中国側では話題になっているとは言いがたい。

中国国内のニュース報道では、逃亡犯条例の改正問題や、林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官や中国外交部の会見の模様、香港在住者が個人で映って取材に答えている様子は見受けられる。

しかし、筆者が確認した範囲では、香港デモの現場の様子、とりわけ警察とデモ隊が激しく応酬している様子を報道しているものはなかった。

中国版Twitterの新浪微博(ウェイボー)でも、香港の逃亡犯条例改正案に関するニュースは、各報道媒体のアカウントで伝えられているが、デモの詳しい様子は伝えられていない。

出回る「デモ参加者は金をもらっている」情報

それでも、気づいている人はいる。

上海在住の30代女性の李さん(仮名)は、休暇のたびに海外旅行をし、日本にも何度も訪れたことがある。また、中国では基本的には接続不可能であるFacebookやInstagramといったSNSも、VPNを使って楽しんでいる。

李さんはFacebook上でシェアされている香港デモの動画を少し見たという。だが、その感想を聞くと、冷淡にこう答えた。

「(デモには)全く関心がない。なんで、あなたは香港のデモに関する報道を信じているの?彼らのデモのテーマは実際そこまで大したことではないでしょう」

その後、メッセージツールで、あるキャプチャ画像とテキストが送られてきた。

「1000ドルでデモ、2000ドルで政府衰退を唱え、5000ドルで破壊」

画像と併せて判断するに、「このデモに参加している人たちはお金もらって参加している人もいるよ」と伝えたかったようだ。

キャプチャ画像をSNS上で探したところ、同じものと思われる画像がFacebookにあった(上の写真中、左上の写真)。投稿したのは、親中派香港人のグループと思われる。お金を受け渡している写真の真偽のほどはわからない。

彼女のように、今回のデモの話題を口にする中国人はあまり見かけない。

そもそも香港で具体的に何が起こっているか、知る機会も手段も少ないからだ。別の中国人の友人数人に「香港でデモが起こっているの知っている?」と聞くと、そもそも知らなかった。

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最終更新:6/17(月) 13:45
BUSINESS INSIDER JAPAN

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