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<レスリング>須崎優衣(松戸出身)、リオ五輪女王に圧勝V 全日本選抜選手権

6/17(月) 10:40配信

千葉日報オンライン

 レスリングの世界選手権(9月・カザフスタン)代表選考会を兼ねた全日本選抜選手権最終日は16日、東京・駒沢体育館で行われ、女子50キロ級決勝で昨年の世界選手権優勝の須崎優衣(早大)=松戸市出身=がリオデジャネイロ五輪48キロ級女王の登坂絵莉(東新住建)にテクニカルフォール勝ちし、優勝した。

 須崎は世界選手権出場を懸け、プレーオフ(7月6日・和光市総合体育館)で全日本覇者の入江ゆき(自衛隊)と対戦する。世界選手権でメダルを獲得すれば、東京五輪代表に決まる。

 女子57キロ級決勝は2016年リオ五輪63キロ級金メダルの川井梨紗子(ジャパンビバレッジ)が昨年の全日本選手権覇者で五輪5連覇を目指す伊調馨(ALSOK)を破り、代表争いはプレーオフに持ち込まれた。53キロ級は向田真優(至学館大)、68キロ級は土性沙羅(東新住建)が全日本に続いて制して代表入り。

 男子はフリースタイル65キロ級決勝でリオ五輪57キロ級銀メダルの樋口黎(日体大助手)が昨年の世界王者の乙黒拓斗(山梨学院大)にテクニカルフォール勝ちし、両者によるプレーオフが決まった。

◆プレーオフへ大きな弾み

 19歳が秘める強い気持ちが勝った。女子50キロ級決勝は、早大の須崎優衣がリオ五輪金メダリストの登坂絵莉にテクニカルフォールで圧勝。「東京五輪に出るため何が何でも優勝したかった」と、両手でガッツポーズを連発し喜びを爆発させた。

 「組んだ瞬間に行けると思った。感覚です」。開始と同時に猛攻を仕掛けた。タックルで背後を取り、約20秒で先制。さらに相手の両足をつかむと、ローリングで3回転させ8-0とした。反撃をかわして再び加点し、わずか1分36秒で試合を終わらせた。

 インタビューでは4月の大会に続きうれし涙を流した。昨年末に左肘を負傷。全治8週間を要し、代表選考会の全日本選手権を欠場した悔しさがある。何度も口にした「東京五輪」への思いが後押しし、復活。足腰を鍛え、右手での組みを強化。リハビリ中も努力を怠らなかった。

 初対戦となった登坂は「憧れの存在」だった。リオで表彰台に上る姿に心を動かされたが、同時に「絶対倒し4年後は私が東京に行くんだ」と闘志が湧き立った。まずは一つ目標を達成。2連覇中の世界選手権出場を懸けたプレーオフへ、大きな弾みをつけた。

 「小さいころから私はたくさんの人に支えられた。みんなを悲しませないためにも、気を引き締めて準備したい」。純粋な心を持つ世界女王は、確実に夢の舞台へと駆け上がっている。

最終更新:6/17(月) 10:40
千葉日報オンライン

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