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2万5000人、歓声と拍手 朝乃山凱旋パレード 勇姿にくぎ付け「横綱になって」 

6/17(月) 1:04配信

北日本新聞

 沿道を埋めた2万5千人が喜びを分かち合った。5月の大相撲夏場所で初優勝した朝乃山関をたたえ、16日に県庁周辺で行われた凱旋(がいせん)パレード。「おめでとう」「ありがとう」-。令和初、そして県出身力士として103年ぶりの栄誉を祝福しようと多くの県民が詰め掛け、歓声と拍手を送った。

 悪天候のため危ぶまれたパレードの実施が決まったのは午後1時ごろ。その直後から出発地点の県庁前には続々とファンが訪れ、午後2時ごろには100人超が集まった。

 近くの歩道にも人だかりができ、「朝乃山」と書かれたうちわやタオルを手に主役の登場を今か今かと待った。氷見市十三中学校1年の長谷優心さん(12)は「間近で見るのがとても楽しみ」と声を弾ませた。

 断続的に降っていた強い雨が小康状態となった午後3時半。黒の羽織と灰色のはかま姿の朝乃山関が県庁正面玄関前に姿を現すと、大きな拍手が沸き起こり、集まった人たちは写真を撮ったり、しこ名を叫んだりした。

 朝乃山関は白のオープンカーに乗り込み、笑顔で両手を振りながらパレードに出発。“地元の星”が前を通る度に沿道から大きな拍手と歓声が送られた。家族で訪れた富山市蜷川小学校3年の吉久岬佑(よしひさこうすけ)君(8)は「思ったより大きくてかっこ良かった。横綱になれるよういっぱい応援したい」と目を輝かせ、同市諏訪川原の会社員、塩田憂佳さん(37)は「タイミングが悪く、なかなかこっちを振り向いてもらえなかったのが残念」と苦笑いだった。

 出発の様子を直接見ることができず、先回りして次の場所へと移動する人たちもいた。コース終盤の県民会館付近で待っていた同市奥田町の会社員、深山正純さん(63)は「以前から応援していたので、今日は近くで顔を見たい」と話し、部活動の帰り道に友人と立ち寄った富山中部高校3年の竹中和輝さん(17)は、郷土力士の晴れ姿に「土俵ではどんどん前に出る姿が印象的だが、今日は優しそうな雰囲気だった」と満足そうな表情を浮かべた。

 オープンカーを降りた朝乃山関は最後に一礼し、祝賀会場へ向かった。パレード中はやんでいた雨が再び降り出し、高岡市大工中町の会社員、鉄山彰さん(47)は「実力に加え運も持っている。横綱になってほしい」と期待を込めた。

北日本新聞社

最終更新:6/17(月) 1:04
北日本新聞

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