ここから本文です

精肉→ハンバーガー→総菜→特産品 夫と切り盛り照屋さん 公設市場47年目で卒業

6/17(月) 18:10配信

沖縄タイムス

 特産品の店「寿」の店主、照屋悦子さん(69)=那覇市小禄=はこの日をもって店を“卒業”した。夫の信栄さん(79)と、現施設に建て替えられた1972年から3度の衣替えで計4店舗を切り盛りしてきた。

 夫妻が最初に始めたのは精肉店。8年間続いた後、「次はハンバーガーだ」という信栄さんの一言でカウンターを造り、ハンバーガーショップ「キングレット」を始めた。

 「主人といろんな店の商品を食べ歩いてメニューの研究をしたよ」。精肉店の経験から肉にこだわったメニューを考案。チャツネを入れたミートソーススパゲティやカレーライスは好評だったという。15年続いたが、再び信栄さんのアイデアで総菜屋に生まれ変わった。「ハンバーガーが大変だったから楽しようと思ったのに、朝早く野菜を農連市場へ買いに行って余計に大変だったわよ」と笑う悦子さん。18年前に特産品の店に3度転身した。

 信栄さんが持ってくるサトウキビを悦子さんがジュースにして販売してきたが、3年前に信栄さんが入院。仮設市場への移転をきっかけに店じまいを決めた。「主人が元気だったら仮設にも行ったかもしれないねえ」

 現市場最後の日には、常連客たちが花束を持って悦子さんをねぎらった。「ここは私にとって第二の生活の場だった。あしたからそれがなくなるのはさみしいね」と名残惜しそうな悦子さん。「ハンバーガーに総菜屋、主人の一声で全部未経験のなか始めたけど楽しかった」と47年間の市場生活を振り返った。

最終更新:6/17(月) 18:10
沖縄タイムス

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事