ここから本文です

公民館にホタル小屋 金沢・大浦「飛ばそう会」が整備

6/17(月) 1:21配信

北國新聞社

 金沢市大浦校下の住民有志でつくる「大浦ホタル飛ばそう会」が、大浦公民館の敷地内にヘイケボタルの観察小屋「みなづき庵」を完成させた。東蚊爪町のこなん水辺公園でホタルの飼育に取り組んできたが、子どもが気軽に足を運べるようにと住宅地近くに新たな観察場所を設けた。関係者はホタルが乱舞する往時の光景を取り戻そうと、世話に励んでいる。

 大浦ホタル飛ばそう会は2005年に発足し、こなん水辺公園で年間約400~1500匹のホタルの幼虫を放流、飼育してきた。昨年4月、豊島国弘事務局長(74)=木越2丁目=らは公民館でもホタルを育てられないかと敷地内の小さな池にヘイケボタルの幼虫を放した。

 餌となるタニシを入れ、屋根を設けて太陽電池で酸素を供給する仕組みを導入。しかし、2カ月後に確認できたのは約10匹の成虫だけだったため、「暗さが足りない」として設備を拡張し、簡素な小屋とした。

 小屋は木製で、高さ1メートル30センチ、幅4メートル、奥行き1メートル程度。遮光ネット付きのカーテンと扉に加え、ホタルの成育状況を確認できる監視カメラも取り付けた。

 今年4月には小屋に幼虫100匹を放った。既に複数の成虫が見られており、豊島さんは「20匹くらい成虫になってほしい」と期待を込める。

 16日、公民館ではホタル観察会が開かれ、近隣児童にみなづき庵の完成が報告された。豊島さんは、田んぼの周辺や堤防の下にホタルが飛び交っていた数十年前を懐かしみ「幼いころにホタルに触れる機会を提供し、親しみを持ってもらいたい」と語った。

北國新聞社

最終更新:6/17(月) 1:21
北國新聞社

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事