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【宝塚記念GP値】先行の鬼キセキ「44」大阪杯で進化

6/18(火) 21:35配信

東スポWeb

【宝塚記念(日曜=23日、阪神芝内2200メートル)令和元年・宝塚決戦「夏の祭典」独断!グランプリ値】サマーグランプリの第60回宝塚記念は出走頭数こそ少ないが、GI馬6頭の豪華メンバー。最強の1勝馬エタリオウもいる。不安定な天候も含めてかなり難解な一戦を、東スポグループトレセン取材班は徹底的な密着取材かつ独断的な視点で有力馬のグランプリ値を算出、連載でV確率を探っていく。今回は“徹底先行”キセキだ。

◇キセキ(GP値44=実績8、徹底先行9、舞台8、ローテ10、道悪9)◇

 5ハロン通過61秒3のスローペースだった前走の大阪杯(2着)は“肉を切らせて骨を断つ”スタイルを確立したキセキにとって、当初の想定とは違う競馬になってしまった。

「戦前は先行争いが激しくなるような話だったし、キセキ自身も精神的に成長して折り合いに気を使う必要もなくなっているから、ジョッキー(川田)には『無理な競り合いはしなくていいよ』と言っていた。でも、予想に反してペースが落ち着いちゃったね。持ち味が生きなかった」とは同馬を担当する清山助手。

 2番手からの競馬はイメージ通りでも、ペースが上がり切らなかったことで、どの馬でも差し込める展開になってしまった。勝ったアルアインから1秒以内の入線を果たした馬は、なんと11頭。自らハイペースを刻んで、馬群がばらける形で入線したジャパンCとは正反対のレースだ。

「JCの時はいい意味で“走り切ったな”という激しい息遣いで帰ってきた。あの時と比べると、大阪杯は半分もいってなかった。すぐに息も戻って“ホントにGIを走ったの?”って感じ」(同助手)

 ポテンシャルを出し切らず、キャラに合わない瞬発力勝負に付き合いながらのクビ差2着は評価すべきものだが、陣営としては“勝ち切ること”が重要だった一戦。消化不良のレースであったことは間違いないだろう。

「どのような形のレースがキセキに合うのか? 大阪杯のようなレースをしたことで、それが改めて分かったし、あの形の競馬でも折り合いがついて崩れなかったことで、ジョッキーも自由自在に乗れる手応えをつかんだと思う。キセキの力を出し切れるレースをしながら、状況によっては臨機応変に…そう思えることは大きな強みになると思う」と清山助手。

 前走時と違って、今回は逃げ宣言をしている馬もいなければ、キセキのハナを叩けるスピード馬も不在。おそらくは自然とハナに立つ形になるだろう。サイレンススズカのような派手な逃げを打つのか? それとも操縦性の高さを生かした自在逃げでいくのか? いずれにしても、同馬が今年の宝塚記念のカギを握ることは言うまでもない。

最終更新:6/18(火) 21:35
東スポWeb

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