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【宝塚記念】クリンチャー復活あるぞ! 三浦の「早めに動いていきます」に「応えたい」

6/18(火) 21:35配信

東スポWeb

【宝塚記念(日曜=23日、阪神芝内2200メートル)dodo馬券】上半期の総決算となる第60回宝塚記念が5日後に迫った。ファン投票1位のアーモンドアイこそ不在だが、昨秋の天皇賞馬レイデオロを筆頭にGI馬6頭の精鋭メンバーになった。その中で当欄が注目するのはクリンチャー。フランス遠征後はスランプ突入といった成績だが、復活の可能性は十分にある。

 凱旋門賞制覇は日本調教馬にとって大きな夢。エルコンドルパサー、ナカヤマフェスタ、オルフェーヴルの2着があるが、大きな壁はなかなか越えられない。そしてビッグチャレンジ後の問題もある。凱旋門賞に挑戦した馬が帰国後にパフォーマンスを落としてしまう事象があることだ。

 昨年、仏遠征したクリンチャーもそんな一頭かもしれない。菊花賞2着で頭角を現し、4歳の始動戦となった京都記念では同世代の皐月賞馬アルアイン、ダービー馬レイデオロを撃破。天皇賞・春でも3着に好走し、実績を積み上げての凱旋門賞挑戦だったが、17着と結果を出すことはできなかった。帰国後の3戦は有馬記念15着、日経賞7着、天皇賞・春10着。特に前走の天皇賞・春では10着大敗で前年より大きくパフォーマンスを落とした。

 人間に例えるなら燃え尽き症候群? 担当の長谷川助手は「調教でも動けていましたし、京都の長丁場という実績のある舞台。走れそうな手応えはあったんですけどねえ。確かに4歳馬は強かったんですが、それにしても負け過ぎというか…。応援してくれたファンの方々に申し訳ない気持ちです」と、しょげ返る。

 やはり偉業を成し遂げるためのチャレンジには、大きな代償がついて回るものなのか。それでも5歳で、まだ成長の見込める時期にある同馬。取り巻く状況のすべてがマイナス要素というわけではない。

「結果を出せていない段階で強気なことは言えないんですが、前走では自分の競馬ができなかった。もともとが長く脚を使えるタイプなのに、内をロスなく回ろうとこだわったことで道中、位置を上げていくことができませんでした。それをすごく悔しがっていたのが(三浦)皇成自身でしたからね。『今度は早めに動いていきます!』という気持ちなら、こちらもそれに応えたい」と復活へ向けて同助手は懸命な調整を続けている。

 春の天皇賞馬フィエールマン、ダービー馬ロジャーバローズなど、今年も凱旋門賞には数頭の日本馬が参戦予定。近い将来、その悲願は達成されるに違いない。それは、これまで幾多の先駆者たちが失敗を恐れず果敢に挑戦し続けてきたことが、日本調教馬の経験値として積み重ねられたゆえの偉業達成にほかならない。

 宝塚記念でクリンチャーの巻き返しの余地は小さくない。復活を果たしたとなれば、それもまた次なる挑戦者たちへのエールになるだろう。

最終更新:6/18(火) 21:35
東スポWeb

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