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ファミレスなのに「ぼっち席」話題、ひとり利用の”罪悪感”を払拭

6/18(火) 9:00配信

オリコン

 5月19日、ファミレスの『ガスト』にある「おひとりさま席」を使用した人が、「ガストの1人用ボックス席まじ捗る。電源も自由に使えるし、ドリンクバーあるし、小腹が減ったらサイドメニュー頼めるし。確実にヘビロテする。」というつぶやきをして、約31,000RT、約96,000いいねを記録した。近年は、焼肉店でぼっち席(カウンター方式)が話題になったほか、「ひとりカラオケ」も当たり前の時代に。マーティング本部リーダー・小林大祐氏に、近年高まりつつある“ぼっち需要”を通して、「おひとりさま席」設置の意義について話を聞いた。

【写真】ちょ~ど良い閉鎖感 「おひとりさま席」にもバリエーションが

■直営店であることが奏功 ひとりでも快適に過ごせる空間

 『ガスト』が「おひとりさま席」を設置したのは2017年。現在は東京神奈川など首都圏、都心部のガスト、ジョナサン中心に22店舗に「おひとりさま席」が設置されているという。前述のつぶやきには多くのリプライが寄せられ、「めっちゃ捗りそう」「コスパ最強やん」「何ここ天国?」「めちゃくちゃ利用したい」など好意的なコメントが数多く挙がっている。

――「ガストのボックス席捗る~」といったつぶやきがバズりました。そのつぶやきは把握されていましたか?

【小林氏】知っておりました。弊社には公式のツイッターアカウントがあり、日々担当者が、お客様が弊社についてどう考え、どんな発言をされているかをリサーチしておりますので、Twitter上で広がっていく様子を、うれしく注視しておりました。以前もクリスマスの広告などを話題にしていただいたことはありますが、お客様の声が広がっていくのはありがたい話でもあり、うれしい話でもあり。思わず口を挟みたくもなりますが(笑)、そこは黙って見守らせていただいておりました。

――「おひとりさま席」はどのようなサービスが?

【小林氏】特徴的なのは電源、Wi-Fiが使えること。また空間のプライベート感を出せるように工夫されており、作業や勉強に集中しやすい環境を作っています。荷物もフックにかけられるなど広々と使っていただけるよう配慮しております。

――店舗はどのような基準で設置されているのでしょうか?

【小林氏】「おひとりさま席」を設置する選定では、お客様の日々の動向を確認させていただいており、「この店舗はお仕事やお勉強をされにお店へ来ている人が多い」などの情報があれば、「では作りましょう」と。各店舗の店長と担当者にヒアリングもさせていただいていますので、需要がありそうなお店には設置している形です。

 利用客層はビジネスマンや学生がほとんど。ほとんどの店舗が直営店で、各店舗から声を集めやすいことが奏功した。

■“ファミリー”レストランなのに“ぼっち” すべてはお客様のニーズから

 だが『ガスト』はあくまで、“ファミリー”レストラン。ファミリーで利用するイメージが強いが、昨今の日本人のライフスタイルの変化に伴う客のニーズの変化から、“ファミリー”に加え、“ぼっち客”へのサービスがスタートしたという。

――昨今は家族で食事をするだけの場所ではなく、友人とティータイムを楽しんだり、仕事や勉強をしに訪れたり、お酒を飲まれたり、さまざまな使い方がされているように感じます。

【小林氏】そうですね。弊社としては単に「美味しい料理を出す」ではなく、「食にまつわるこの空間をいかに気持ちよく過ごしていただくか」がコンセプトになっていますので、いろんなニーズのお客様に満足していただける空間を作ることに尽力しています。一つのニーズにとらわれず、お客様の使い方にできるだけ応えていきたいと考えております。

 その一環として始まったものに「ドリンクバー」や「ちょい飲み」などもある。「食事」以外のニーズに応えてスタートしたものだが、『ガスト』では2013年、これらの店舗の内装を時代に合わせて変更するリモデルを強化。店内のレイアウトをリビングっぽい空間でリラックスできるようモデルチェンジ。灯りも暖色系にし、くつろげる空間をさらに意識しはじめた。そして誕生したのが「おひとりさま席」だ。だがコスパだけを考えて訪れる客ばかりだと、利益や回転率で不安が残る。しかし小林氏は「おひとり様の多い店舗に限定しているため、導入前に比べ効率的にご案内ができるように改善されております。」と話す。

――回転率のことを考えると、おひとりさまが“ぼっち席”に、ドリンクバーだけで長く滞在するとお店的に打撃もあるのではと考えてしまうのですが。

【小林氏】回転率についていろいろ議論はあるかもしれませんが、そもそもこのサービスが、回転率とは違うところからスタートしたもの。お客様のニーズを満たすところから始まっています。利用いただいているお客様は、ドリンクバーの他、お食事を楽しみ、さらに追加注文等もいただきながら過ごされる方が多くいらっしゃいます。混雑しているお店についてはご配慮いただきながらご利用いただいており、問題はございません。

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最終更新:6/21(金) 2:25
オリコン

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