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「石けんがカビのエサになる」って本当!?

6/18(火) 6:04配信

ウェザーニュース

 梅雨入りして気になるのが浴室のカビです。いつの間にかあちこちに黒いシミを見つけてカビ取りに苦労した人は少なくないでしょう。
 昔から浴室のカビは石けんや石けんカスをエサにして増えると言われ、そう信じている人も多いでしょうが、本当なのでしょうか?

石けんはカビのエサ説を検証

 石けんはカビのエサになるのか? この問題を検証するために、衛生微生物研究センター(本社・東京都葛飾区)は、浴室によく見られるクロカビ(クラドスポリウム)を使って2つの実験を行いました。

 まず、クロカビの胞子を石けんと石けんカスに直接塗りつけて、カビが最も生えやすい25℃、湿度97%の環境に1ヵ月間置きました。その結果、クロカビは生えてきませんでした。

 次に、カビの培養に使う培地にクロカビの胞子を塗りつけ、その上に1cm角に切った石けんを乗せて25℃で1週間置いたところ、石けんの周囲にだけカビは生えませんでした。

 これは培地にしみ込んだ石けん成分の影響と考えられます。これらの実験に使った石けんは薬用石けんではなく、市販の普通の石けんでした。

石けんはカビの生育を抑えていた

 「私たちが行った2つの実験から、カビは石けんや石けんカスをエサにするどころか、石けん成分によってカビの生育が抑えられることがわかりました。石けんはカビのエサになるという容疑が晴れたのです」(衛生微生物研究センター)

 浴室のカビのエサは石けんではなく、人の皮脂や垢、毛髪などの汚れだったのです。では、なぜ石けんがカビのエサになるという俗説が長いこと信じられていたのでしょうか。

 「古くなって変質した石けんや石けんカスに人の皮脂や垢などが混合したところにカビが生えたのを見た人が、石けんはカビのエサになると思い込んだのでしょう」(同)

 生活の中の常識も、たまには疑ってみることが必要かもしれませんね。

ウェザーニュース

最終更新:6/18(火) 6:04
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