ここから本文です

Netflixがゲーム化する『ストレンジャー・シングス』、一体どんなドラマなのか

6/18(火) 11:20配信

マグミクス

舞台は1980年代、少年少女たちが主役のSFホラー

 2019年6月13日(日本時間)、全世界で動画配信サービスを展開するNetflixがゲーム事業に参入することが発表されました。同時に、リリース予定の作品も明らかにされましたが、そのうちのひとつが、NetflixオリジナルのSFホラードラマ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』という作品です。

【画像】「ホラー x 80年代」要素が満載、『ストレンジャー・シングス』の世界

 近年、eスポーツの盛り上がりなどを背景に、数多くのプロゲーマーやゲーミングチームが活躍し、世界のトップ企業であるグーグルやアップルなどもあいついでゲーム参入を表明しています。動画配信大手のNetflixの参入は、さらなる競争激化を予想させるものとして注目を集めています。

『ストレンジャー・シングス 未知の世界』の舞台は、1980年代、米インディアナ州の小さな町・ホーキンスです。超常現象や超自然現象を研究するホーキンス国立研究所付近で、12歳の少年ウィルが失踪し、町では大騒ぎ。母親と友人たちが必死でウィルを探すなか、親友を救うために立ち上がった3人は、不思議な力を持つ謎の少女エルと出会います。

 サイエンスフィクション、ホラー、ミステリー要素に加え、『スタンド・バイ・ミー』や『グーニーズ』のような、「ジュブナイル要素」も感じさせます。同作品は、シーズン3の製作が決定していて、Netflixオリジナルドラマの中でも成功した作品と見ることができます。ではなぜ、『ストレンジャー・シングス』はヒットしたのでしょうか。

ドラマ版ヒットの理由に「ゲーム化のヒント」も?

『ストレンジャー・シングス』が観る者に感じさせるのは、「80年代レトロ感」です。

 ドラマは80年代を彷彿とさせるセリフに満ちあふれ、少年たちは『スターウォーズ』のマスターヨーダに熱中し、連絡手段として大型の無線機が登場したり、高校生がイギリスのパンクロックバンド、「ザ・クラッシュ」のカセットテープを聞いていたり、22インチサイズのテレビを自慢したり……。劇中の挿入歌も、80年代にヒットした名曲たちです。
 
 当時を知らない世代にはそれらが新鮮に映り、知っている人にはノスタルジックに感じることでしょう。

 さらに注目すべきは、「ジュブナイルもの」という点です。
 
「ジュブナイル」とは「少年期の」「少年少女の」といった意味ですが、作品に登場する少年たちは、クラスの人気者ではないけれど、特殊能力を持った個性的な子供でもなく、奇をてらわない、もっとも多くの人から共感を得られるキャラクターではないかと思います。

 失踪するウィルの兄・ジョナサンも、決してイケてるグループには入っていません。それでいながら、イケてるグループの男と付き合っている女の子に思いを寄せたりと、青春特有の描写がなされています。

 これらの要素を用いながらも、ジャンルはSFホラーです。超常現象が小さな町で次々と起こるさまはリアリティにあふれ、恐怖を引き立てます。ましてや、それらを体験するのは過去の時代で、「あの日の自分」に似たキャラクターなのですから、なおさら感情移入しやすいのです。

 Netflixが発表したゲーム画面は、16ビットのレトロゲーム風のグラフィックです。ドラマで表現されていたノスタルジーをプレイヤーとして体験でき、それも共感しやすいキャラクターを選んでプレイできるとなれば、その没入感は計り知れないものとなるでしょう。

二木知宏

最終更新:6/18(火) 11:20
マグミクス

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事