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便利?不安?“キャッシュレスな街“の暮らし心地を調査してみた

6/18(火) 8:01配信

SUUMOジャーナル

2018年~2019年にかけて、にわかに注目を集めるようになった「キャッシュレス決済」。最近では商店街での買い物、税金などの公共料金の支払いにも対応するようになっています。では、暮らしはどう変わっていくのでしょうか? 現在、東京都墨田区では約800の個人商店でQR決済が利用できるようになっていますが、そのなかの一つ、「向島橘銀座商店街(通称:キラキラ橘商店街)」を歩いて聞いてきました。

実証実験中に墨田区の個人商店800店でQR決済が可能に。その効果は?

東京都墨田区の曳舟駅から徒歩数分の場所にある「向島橘銀座商店街(通称:キラキラ橘商店街)」は、飲食店など、大小のさまざまな店舗が軒を連ねる下町の商店街です。2018年12月から2019年3月まで、QRコード決済「PayPay(ペイペイ)」が利用できる実証実験を行い、一躍、脚光を浴びました。でも多数の個人商店が集まる商店街でなぜ「QRコード決済」を導入しようと思ったのでしょうか。墨田区商店街連合会・事務局長である井上佳洋さんに、まずは背景を伺いました。

「今回の実証実験は、私ども墨田区商店街連合会から『PayPay』に持ちかけ、実施となりました。QRコード決済を導入しようという背景ですが、2点あり、(1)2020年の東京オリンピック・パラリンピックを控え、海外からの訪日客の決済需要に答えたいということです。墨田区には両国国技館があり、ボクシングが実施されるので、当然、海外のお客様が多く訪れることが予想されます。(2)地元客に対しても今後、普及するであろうQRコード決済にいち早く対応して生活利便性を上げていきたい、との狙いがありました」(井上さん)

とはいえ、キャッシュレス決済の事業者は乱立気味。「キャッシュレスって言ったって、どこの事業者を導入したらいいのか分からない」と商店街のみなさんも困惑していたそう。そこで、商店街連合会が複数のQRコード決済事業者を比較し、導入コスト、入金までの期日といった使い勝手を比較、最も商店の導入負担の少ない「PayPay」を選定したそう。

加えて、「PayPay」が2018年12月に大規模キャンペーンを打ったこともあり、認知度が急激にアップ。そのため、当初、実証実験に参加したのは約300店舗だったものの、最終的には墨田区商店街連合会が把握するだけでも約800店舗にものぼったそう(チェーン店などは除いた個人店の数)。実証実験が終わった取材日(2019年5月末)でも、およそこの800店でキャッシュレス決済が継続しているといいます。

「当初は、『よく分かんない』『怖い』『めんどくさい』などのネガティブな意見を想定していたのですが、煩わしくないし、トラブルもほとんど聞きませんでした。拍子抜けするほどです」とあっさりしたようす。

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最終更新:6/18(火) 8:01
SUUMOジャーナル

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