ここから本文です

山崎金属産業、海外でパイプ加工強化。中、米などライン増設

6/18(火) 6:02配信

鉄鋼新聞

 非鉄金属流通大手の山崎金属産業(社長・山崎洋一郎氏)は、海外で自動車熱交換器用アルミパイプの加工事業を強化する。今年8月に中国・中山拠点に三つ目の生産ラインを増設するほか、米国拠点でも約9千万円を投じて来年初をめどにアルミパイプ加工を始める。このほかインドネシア拠点でも早期事業化を目指しており、自動車熱交換器ユーザーの現地調達ニーズに応え、販売数量の拡大を狙う。
 山金有色金属(上海)子会社で広東省中山市の「中山山金汽車配件」は、2015年に設立された自動車熱交換器用アルミパイプの加工拠点。17年1月に1ラインを立ち上げた後、18年10月に2ライン目が稼働。さらに今年8月には3ライン目が稼働する方向で調整している。足元では半製品である切断パイプを月10万本、パイプ製品を月12万本生産できるが、8月には能力が向上。最終的にパイプ製品を月24万本まで加工できる体制を整える。
 自動車熱交換器用アルミパイプの加工ニーズは中国以外の地域でも強まっており、今後は米国やインドネシア拠点でも始める。米国拠点「ヤマキン・コーポレーション」には約9千万円を投じてパイプの自動加工機、汎用加工機、スピンカット切断機などを新設する。20年初に年間100万本で量産を始め、21年に180万本、22年には240万本まで販売を増やす方針。山崎社長は「米国需要は非常に旺盛である一方、中国製品が関税によって入りにくくなっていることもあり、引き合いはとても強い。可能な限り早期に米国でも事業化したい」と話す。
 このほかインドネシア拠点「PT・ヤマキン・インドネシア」ではすでにアルミ押出材の機械加工事業を始めているが、新たにパイプ加工事業を始める。すでに設備の発注は終えており、早ければ今期から事業を始める見通し。インドネシアや米国での事業化では、中山拠点で築き上げた加工ノウハウを横展開し、スムーズな立ち上げを目指す。今後も顧客の要望に応じた加工事業の拡充を検討している。

最終更新:6/18(火) 6:02
鉄鋼新聞

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事