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『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』のラスボス、キングギドラの鮮烈すぎるデビュー

6/18(火) 19:00配信

マグミクス

絶対的な破壊者としてのキングギドラ

 ゴジラの大ファンを自認するマイケル・ドハティ監督が手掛けた『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』が公開中です。ハリウッド版『GODZILLA ゴジラ』(2014年)に続いての登場となるゴジラは、“モンスター・ゼロ”と呼ばれる宿敵キングギドラと激突することになります。龍を思わせる長い首を3つ持ち、全身が金ピカという派手な容姿は、アメリカでも人気のようです。

【画像】再びゴジラと激突! キングギドラ圧巻の造形美(8枚)

 そんなキングギドラが初めて登場する映画は、本多猪四郎監督の『三大怪獣 地球最大の決戦』(1964年)でした。宇宙からやって来た絶対的な破壊者として地球に現われます。怪獣界のラスボスを思わせる迫力と貫禄があり、ゴジラ、モスラ、ラドンがそれぞれ単独で戦っても歯が立たない強敵だったのです。

 地球上の生命をすべて消滅させかねない巨大な外敵を撃退するため、幼虫のモスラが先頭に立ち、ゴジラ、ラドンは初めて協調して戦うことに。人気ヒーローが一堂にそろう『アベンジャーズ』や『ジャスティス・リーグ』のようなゴージャスな展開に、当時の子どもたちは大興奮しました。

 ゴジラがモスラに説得され、人類側の味方になるという展開は賛否を呼ぶことになりますが、『地球最大の決戦』にはもうひとつ見どころがありました。キングギドラによって地球が滅亡の危機に瀕することを自称“金星人”のセルジナ公国のサルノ王女(若林映子)が予言するという、オカルトめいたサイドストーリーです。

 物語の序盤、サルノ王女の乗る旅客機は何者かによって撃墜され、事故のショックからサルノ王女は予知能力に目覚め、地球にかつてない危機が訪れていることを予言するのでした。1970年代に大ブームを起こした「ノストラダムスの大予言」を先取りした内容だったのです。

 石ノ森章太郎&平井和正原作のSFアニメ『幻魔大戦』(1983年)を観たときも驚きました。小国の王女ルーナが地球の救世主として目覚め、他のエスパーたちと協力して宇宙を滅ぼす「幻魔」と戦うという設定は、『地球最大の決戦』とよく似ていたからです。原作コミック『幻魔大戦』の連載がスタートしたのが1967年なので、『地球最大の決戦』のほうが先行していたことは確かです。

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最終更新:6/18(火) 19:00
マグミクス

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