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《ブラジル》熱狂! 三山ひろし南米初公演 「キスさせて!」「激しいですね」

6/18(火) 7:13配信

ニッケイ新聞

 「ブラジルにも住める。オッチモ(最高)!新たな故郷が、ここブラジルにも出来た気がします」――三山ひろし(38、高知県)の言葉に、会場から一際大きな歓声と拍手が鳴り響いた。16日の午前11時と午後3時に、サンパウロ市の文協大講堂で「松前ひろ子・三山ひろしスペシャルコンサート」の2回公演が行われた。NHKの紅白歌合戦に4度出演した三山ひろしを一目見ようと、1200人収容の会場は2階席まで満員の盛況ぶり。遠路アマゾンやバイーア州からも駆けつけ、計2400人が約2時間半の公演に熱狂した。
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 「三山ひろしでございます」――きらびやかなスーツ姿で登場、一曲目を歌った後に人懐こい笑顔で挨拶すると、拍手が一段と大きくなった。ブラジル移民の祖・水野龍が、同じ高知県出身であることで「不思議な縁を感じている」と語った。
 「ムイト・オブリガード!」と会場に礼をし、17年に紅白で歌った「男の流儀」が流れると口ずさむ観客もいた。
 6曲目、坂本龍馬のような「いごっそ魂(頑固で気骨のある男)」を彷彿とさせる「男の一生」を披露。「おまんら、なめたらいかんぜよ」という台詞をはじめ土佐弁の歌詞で歌うと、会場が大いに沸いた。
 曲の合間に「夕焼け小焼け」を歌うと会場全員が唱和。白い袴姿に衣装を変え、三波春夫の「元禄名槍譜 俵星玄蕃」を歌い上げた。

 三山ひろしの師匠で、北島三郎の従兄妹の歌手・松前ひろ子(69、北海道)は、ブラジルを意識して緑を基調とした華やかな衣装で登場。「北島三郎に10日前に会い、『俺の記念樹はあるか、枯れていないか見てきてくれ』と言われ、確認したら立派に育っていると言われました」と逸話を披露。北島三郎の「北の漁場」を特別に歌うと、会場は一体となって盛り上がった。
 デビュー50周年を迎えた記念曲「女一代演歌船」を歌い上げると、中村仁美(北海道)が登場。北海道出身の二人で「ソーラン渡り鳥」を熱唱。中村仁美が5月に発売した新曲「恋の川」を伸びやかな声で歌った。
 今度は三山ひろしが「人恋酒場」を歌いながら舞台から下り、観客と握手をし始めると興奮は頂点に。「一緒に写真撮りたい」「キスさせて!」という声に、「激しいですね」と笑いながら楽しんだ。抱きつく女性やプレゼントを渡す観客の熱烈さに驚きつつ、丁寧に応えていた。
 「四万十川」では「スケールが大きい川ですが、アマゾン川には敵いません」と語ると、観客の笑い声が響き、一体感が増した。
 特技のけん玉披露では、数々の素晴らしい技に会場からは感嘆の声が上がった。続いて、昨年の紅白歌合戦で歌った「いごっそ魂」では、観客の投げキッスに応えながら力強く歌った。

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最終更新:6/18(火) 7:13
ニッケイ新聞

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