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「ターャジス」すぐ読めないトラックの逆向き看板なぜ採用? 救急車も鏡文字使う理由とは

6/18(火) 10:30配信

くるまのニュース

運転席側の側面の文字が右から左に書かれていることがある

 街中を走るトラックのドアや荷台に記される社名のなかには、右から左へ読ませる「逆向き文字」になっていることがあります。しかも、よく見ると、運転席のある側のみが逆向きになっているのですが、一体なぜなのでしょうか。

「ターャジス」はレア!? トラック側面の文字が逆向きな理由を画像で解説

 江戸、明治、大正時代の日本では、横書きに文字を書くことは基本的になく、看板などで使用されるのみでした。明治に入って西洋文化の浸透とともに横書きが普及しましたが、太平洋戦争前後までは「右からの横書き」が主流で、街中の看板や新聞、広告には逆向きの文字が溢れていました。

 しかし、トラックの運転席側の文字だけが逆向きになっている慣習は、その後も一部で残りつづけます。昭和40年代、50年代の街の風景を捉えた写真に写るトラックにも、逆向き文字を確認することができます。

 現在では、トラックの逆向き文字で思い浮かぶのが「スジャータ」ではないでしょうか。スジャータとは、「スジャータめいらくグループ」が1976年から発売しているコーヒーフレッシュです。

 黄緑とクリーム色に塗られたトラックのバンボディ(四角い箱型の荷台)には、「スジャータ」のほかにキャッチコピー「褐色の恋人」、社名の「東京めいらく」などが、「ターャジス」「人恋の色褐」「くらいめ京東」と逆向きに記されています。

 スジャータのトラックを走らせているスジャータめいらくグループの広報部は、逆文字を採用した理由を次のように説明します。

「走行するトラックを進行方向から見たときに読みやすくなるよう、右側面に関しては逆向き表記になったといわれています。

 道端に立って道路を見た場合、右から来たトラックの進行方向は左向きになるので、助手席側は『スジャータ』を順に目で追って読むことができます。

 一方、トラックが左から来た場合、進行方向は右向きなので、『スジャータ』と記してあると、最初に目に入ってくる文字が『タ』になります。そこで、『ターャジス』と書くと文字を読みやすくなる、ということになります」

 現在でも右始まりの逆向き文字を入れているスジャータトラックを見かけることがありますが、以前よりは数を減らしており、運転席側も「スジャータ」と書かれているのを多く見かけます。

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最終更新:6/18(火) 16:53
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