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松山英樹の現在地は? 全米オープンでの1週間の戦いを見て記者が感じたもの

6/18(火) 20:30配信

みんなのゴルフダイジェスト

ゲーリー・ウッドランドのメジャー初勝利で幕を下ろした全米オープン。現地で取材した月刊ゴルフダイジェストのツアー担当・ケンジロウが、4日間をプレーし21位タイで大会を終えた松山英樹の「現在の調子」をレポート。再び勝つ日は遠くない!?

最新! 松山英樹のドライバー連続写真

振れているから曲がらない。曲がらないから飛距離も出る

こんにちは、ケンジロウです。ただいまカリフォルニアのサンノゼ空港からコネチカット州への移動の飛行機の中で原稿を書いています。

今週のPGAツアーの試合、トラベラーズ選手権の取材に向けてアメリカを横断して西から東への大移動です。サンノゼ空港はUSオープンを観戦に来たお客さんや関係者で朝から大賑わいでした。

「U.S.オープン」の余韻が冷めないのか、みな昨日の試合の話をしていました。地元のテレビも新聞もウッドランドのネタで一色でしたね。

とここまで書いたところでまさかのトラブル。サンダーストームでサンノゼとハートフォードの経由地であるデンバー空港に降りられず、デンバー手前のグランドジャンクション空港というところで足どめ中です。

乗り継ぎ便のデンバー発ハートフォード行きの飛行機には確実に間に合わなそうです。果たしていつになったら現地にたどりつけるのか。グランドジャンクション空港の外は嵐のような雨が降り、ときおり雷がなっています。

時間ができたので、気を取り直して原稿を書き進めます。

さて、今回の話題は、119回目の全米オープンで21位タイに終わった松山英樹選手の話です。松山選手は一昨年のブリヂストンインビテーショナル(8月)以来、勝ち星から遠ざかっています。

昨年は年が明けてから好調のゾーンに入っていましたが、2月に手首のケガという思わぬアクシデントもあり、復帰後もなかなかいい状態が作れずにそのままシーズンを終えてしまいました。

昨年のシネコックヒルズでの全米オープンにも取材に行きましたが、当時のドライバーショットは「真っすぐ行ってくれ!」と願いながら打っているような状態でしたから、なかなか優勝争いのレベルまでは調子が戻ってきていませんでした(試合直前にエースドライバーが割れるアクシデントもありましたが)。

今シーズンはファーマーズインシュランスOPで3位タイに入り、優勝経験のあるフェニックスオープンでは15位タイに入るなど、調子を上げていました。ただし、その2試合ともに4日間のプレーを見ていましたが、ドライバーショットに関しては成績の割にはいい状態とは言えませんでした。

距離こそ出ていましたが、ドライバーに関してはいいショットと悪いショットの繰り返しで、フェアウェイを外すこともたびたび。アイアンとアプローチでなんとかカバーしてスコアを出すような戦い方でした。

実際にスタッツを見てみると、ファーマーズのフェアウェイキープ率は約45%。ドライバーが曲がっている状態で優勝争いに絡んだのは凄いですが……。

そして約3カ月ぶりに今回の全米オープンで松山選手の試合を生で見たのですが、明らかに別人のようになっていました。とにかくドライバーが曲がらない。不安なく振りきっていて、振れているから曲がらないし、曲がらないからもっと振れて飛距離も出る。そんないいサイクルに入っているように見えました。

全米オープンのドライバーのスタッツは58.93%でしたが(印象的にはもっと高い確率だった)、直近のメモリアルでは69.64%、バイロンネルソンでは89.29%と、数値を見ても調子が上がってきているのは明らかです。以前に比べスウィングのどこをどう変えたのかは見た感じではわかりませんが。

「マスターズのときよりはだいぶ良くなっていますし、ミスの幅はだいぶ狭まっているのであとはミスの回数をどんだけ減らせるかだと思います」と試合後に本人もショットの手ごたえに言及しています。

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最終更新:6/19(水) 15:12
みんなのゴルフダイジェスト

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