ここから本文です

日本刀鑑賞ポイントを解説「解体新書」 岡山・瀬戸内の刀剣博物館テーマ展

6/18(火) 19:55配信

山陽新聞デジタル

 日本刀の鑑賞ポイントを解説するテーマ展「日本刀解体新書」が、岡山県瀬戸内市長船町長船の備前長船刀剣博物館で開かれている。刀身の「鍛え肌」と「刃文」を中心にその魅力を“翻訳”。日本刀の奥深い世界につなぐ入門編として、来館者の関心を集めている。7月7日まで。

 「鍛え肌」は、原料の玉鋼を折り返し打ち延ばすことでできる鉄の模様。木材の板目に似た「板目肌」、米ぬかをまいたような「小糠(こぬか)肌」などに分けられる。「刃文」は刃の部分の模様で、流派や時代ごとに特徴があり、鑑定に大きな影響を与える。香辛料になるクローブ(チョウジ)のつぼみに似た形の「丁字(ちょうじ)」、規則正しく繰り返す波状の「互(ぐ)の目」などがある。

 会場には、専門用語を解説したパネルとともにモデルとなる刀剣31点を展観。日蓮宗の開祖・日蓮が所持していたとされる天下五剣の一つ「数珠丸恒次(じゅずまる・つねつぐ)」で名高い備中の刀工・恒次の脇指(わきざし)(南北朝時代)なども並んでいる。

 夏と秋の特別展を前に、ファンのすそ野拡大につなげようと、日本刀の種類などを解説した昨年6月のテーマ展に続く第2弾として企画した。杉原賢治学芸員は「ゲームの影響などで日本刀の人気が高まっているが、鑑賞の仕方が分からないという声を聞く。鑑賞の勘所を押さえ、魅力を深掘りしてほしい」と話している。

 入館料は一般500円、高校・大学生300円、中学生以下無料。月曜休館。問い合わせは備前長船刀剣博物館(0869―66―7767)。

最終更新:6/18(火) 19:55
山陽新聞デジタル

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事

Yahoo!ニュースからのお知らせ