ここから本文です

母鳥「抱卵」始める 富山市ファミリーパーク来月上旬にもふ化

6/18(火) 0:20配信

北日本新聞

 環境省の「ライチョウ保護増殖事業」に取り組む富山市ファミリーパーク(同市古沢)は17日、今年の人工繁殖で産卵した母鳥が12日に卵を抱いて温める「抱卵」を始めたと発表した。卵9個を抱えており、ふ卵器を使わずに母鳥が自らひなをかえすことに成功すれば、同事業では初となる。順調なら7月上旬にふ化する見込み。 (八尾・婦中支局長 藤木優里)

 富山市ファミリーパークによると、母鳥は5月28日から6月11日にかけ、繁殖室にある巣に卵9個を産んだ。同12日から巣にいる時間が長くなり、抱卵の目印となる大きなふんをしていたことから、卵を抱き始めたと判断した。

 母鳥は昨年の繁殖でも抱卵したが、ふ化には至らなかった。今年は母鳥がより安心して繁殖できるよう、昨年よりハイマツやササの量を増やして野生に近い環境で巣を作り、飼育担当者が繁殖室に入って作業する時間を減らした。

 卵は温め始めてから22、23日ほどでふ化するとされ、順調に進めば、7月5日前後にひなが生まれる。ふ化後は、母鳥がひなを育てる「育雛(いくすう)」を行う。

 母鳥による抱卵や育雛を目標に据えたのは、人工繁殖に取り組む国内6施設のうち同パークのみ。村井仁志動物課長は「目標に向け一歩を踏み出せた。初めてのことなので、入念に観察したい」、石原祐司園長は「母鳥が安心してひなをかえし、育て上げることを願っている」と話した。

北日本新聞社

最終更新:6/18(火) 0:20
北日本新聞

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事

Yahoo!ニュースからのお知らせ