ここから本文です

世界ラリークロス第5戦:トップチェッカーのルノー失格でニクラス・グロンホルムが初優勝

6/18(火) 14:35配信

オートスポーツweb

 2019年のWorldRX世界ラリークロス選手権は6月15~16日、ノルウェー・ヘルで第5戦が行われ、アントン・マークルンド(ルノー・メガーヌRS RX)がトップチェッカーを受けたが、レース後車検で違反が見つかり失格。代わってニクラス・グロンホルム(ヒュンダイi20スーパーカー)がシリーズ初優勝を手にした。

【写真】レースでトップチェッカーを受けたアントン・マークルンド(ルノー・メガーヌRS RX)

 ターマック(舗装路)とグラベル(未舗装路)が入り交じるトラックを舞台に争われるラリークロス。第5戦は全長1.019km、各セッションで全車に1回の走行義務が課される遠回り区間“ジョーカーラップ”は、1コーナー先に設けられた。

 日曜日に行われたセミファイナル直前まで好天に恵まれた週末だったが、セミファイナル直前に豪雨があり、路面は一転してウエットに。セミファイナルに進出していた各車両はフルウエットタイヤにスイッチして戦いに臨んだ。

 突然のコンディション変化となったセミファイナル1ではグロンホルムがトップ通過。セミファイナル2ではリアム・ドゥーラン(アウディS1クアトロ)がトップフィニッシュを飾っている。

 そのほか、ファイナルにはケビン・アブリング(シュコダ・ファビアRXスーパーカー)、マークルンド、ケビン・ハンセン(プジョー208WRX)、ヤニス・ボウマニス(フォード・フィエスタ)が駒を進めた。

 引き続きウエットとなったファイナルのスタートでは、フロントロウのドゥーランのほか、マークルンド、ボウマニスの3名がジョーカーへ。トップ3はアブリング、ハンセン、グロンホルムというオーダーだ。

 トップのアブリングが後続2台をやや引き離しにかかる一方、ハンセンとグロンホルムの2位争いはテール・トゥ・ノーズの状態。追う立場のグロンホルムはハンセンに何度かマシンを軽くぶつけながらオーバーテイクのチャンスを探るが、なかなか攻略には至らない。

 先行しているアブリングも、すでにジョーカーを消化した4番手ドゥーランとのギャップを十分に広げられず。ドゥーランが実質上トップの状態でレースは進んでいった。

 トップのアブリングはドゥーランとのギャップが1.813秒まで縮まった5周目にジョーカーを通過。ドゥーランだけでなく、マークルンドにも先行を許し、暫定5番手でメインコースへ合流する。

 すると、5周目のターン6立ち上がりでメカトラブルから加速が鈍ったドゥーランに対し、マークルンドがインから仕掛けてオーバーテイク。実質的トップのポジションを奪った。

 見た目上トップにつけていたハンセンとグロンホルムはファイナルラップにジョーカーを通過したため、マークルンドがトップに浮上。2番手にハンセン、3番手にグロンホルムが続く。

 約2秒のリードでトップに立ったマークルンドは、そのまま逃げ切りトップチェッカー。ハンセン、グロンホルムと続いてチェッカーを受けた。なお、ハンセンにはレース中に非スポーツマン行為があったとして1秒ペナルティが与えられたため、グロンホルムが繰り上がりで2位となった。

 マークルンドはチームに初優勝をもたらしたかと思われたが、レース後の車検でメガーヌのフロント部分に規定違反が発覚。フロントバンパー周りで使用されていたパーツが規定より0.5mmほど厚かったとして、失格処分が言い渡された。

 これで2位だったグロンホルムがさらにひとつ順位を上げて優勝。世界ラリークロス初優勝を手にした。

「勝利を手にできてうれしいよ。想像していた形とは違うけどね」とグロンホルム。

「セミファイナルもファイナルも、スタートが完璧ではなかった。なんとかケビン(ハンセン)をオーバーテイクしようと試みたけどだめだった。彼がドライブしていたマシンのリヤバンパーには(自分のマシンと接触した)細かな傷がたくさん残っているはずだ」

「マシンのフィーリングは素晴らしかったし、勝利に値するペースも発揮できていた。(スタートの)ホイールスピンだけが悔やまれる」

 2019年の世界ラリークロス選手権、第6戦は7月6~7日にスウェーデンのヘリェスで行われる。



[オートスポーツweb ]

最終更新:6/18(火) 14:35
オートスポーツweb

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事