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陶器のスピーカーに世界が注目!音に魅了された陶芸家~ふるさとWish東峰村~

6/18(火) 16:20配信

九州朝日放送

大分県の県境に接する東峰村は、相次ぐ豪雨により、村内全域に甚大な被害を受けました。現在、少しずつではありますが、復旧に向けて歩みを続けています。そんな東峰村で趣味に没頭する陶芸家がいるという情報が!しかもその作品は世界から注目され、多くの外国人観光客が訪れているといいます。
2019年6月11日(火)放送、九州朝日放送の情報番組「アサデス。KBC」の「ふるさとWish アサデス。旅行社」では、早速、現地で調査を開始しました!

巨大スピーカーのためだけに建物を作った?!

「まずは情報収集!」と、リポーターのボビーが訪れたのは、地元民や観光客でにぎわう「道の駅小石原」。「ここなら何か情報があるはず!」とボビーが向かったのは、陶器コーナー「陶の里館」。東峰村にある47軒の窯元作品を展示・販売しています。スタッフの和田順子さんに尋ねると、「鬼丸雪山窯(おにまるせつざんがま)でしょ。海外でも活躍しているそうですよ」と教えてくれました。

早速「髙取焼 鬼丸雪山窯元」へ向かうボビー。店頭で声を掛けると、「ちょっと困っているんですよ…」と苦笑いする家族の皆さん。一体、どんな陶芸家なのでしょうか…。

工房にいたのは、陶芸家・鬼丸碧山(へきざん)さん(46)。見るからに「ザ・職人」な印象です。「没頭しているもの」を見せてくれると案内されたのは、工房ではなく隣の建物でした。
足を踏み入れた瞬間、「デ、デカい!」と思わず笑ってしまうボビー。目の前には、高さ約4メートルもの巨大な木製スピーカーが鎮座しています。1920年~1930年代にかけてアメリカの映画館で実際に使用されていたもので、すべて手作り!スピーカーの価値と存在感に驚きますが、実は案内された建物、このスピーカーで音を聞くためだけに作ったというのです。碧山さんの没頭具合、半端ありません。

「音」に魅了され、「音」で魅了する陶芸家

さらに碧山さん、収集するだけではありません。なんと自身で「陶器」のスピーカーを作ってしまったのです。しかも、それが世界で高評価されているというではありませんか!
碧山さん曰く、「東峰村の土は音に良いもので、中・高音が澄み切って出る特性を持っています。“良い音”を追求した結果、行きついたのがこれだったのです」とのこと。

ボビーは、碧山さんが手掛けた陶器スピーカーで音を聞かせてもらいました。違いは明らか。高音が優しく響き、音の広がりを感じます。思わずため息とともに、「感動モノやね」とつぶやくボビー。その目にはうっすらと涙が浮かび、すっかり音に魅了されていました。実はこの「陶器スピーカー」、ドイツ・ベルリンで開催されたオーディオイベントに日本代表として出品され、大絶賛されたそう。「陶器」としての存在価値だけでなく、アート作品としても高く評価されてもいます。今では、世界中からこの「音」を聞きに、多くのファンが訪れるそうです。

オーディオに没頭し、音に魅了されすぎた碧山さんですが、もちろん、本業もすごい人。先代から受け継いだ茶陶としての伝統技で茶道具などを中心に多くの陶芸作品を手がけ、銀閣寺などでその作品が使用されています。このほど福岡で開催された「G20福岡財部大臣・中央銀行総裁会議」でも、碧山さんが作った陶芸作品が記念品として贈られました。「陶器スピーカー」に限らず、独自のものづくりが世界でも注目を集めているのです。

碧山さん自慢の巨大スピーカーをはじめ、陶器スピーカーは無料で試聴することができます(要予約)。感動的な音に包まれる特別な空間を、ぜひ体験してください。

■髙取焼 鬼丸雪山窯元
福岡県朝倉郡東峰村大字小石原962-1
0946-74-2810
年中無休、午前8時~午後5時まで

九州朝日放送

最終更新:6/18(火) 16:20
九州朝日放送

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