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復興の芽吹き!箱からぐんぐん生えるシイタケ ~ふるさとWish東峰村~

6/18(火) 16:20配信

九州朝日放送

深緑の山々、清らかな湧水に恵まれ、どこか懐かしい風景が広がる東峰村。2017年7月5日に発生した九州北部豪雨により、村内全域は甚大な被害を受けました。2018年7月にも豪雨に見舞われ、大きな傷跡が今なお残っています。現在、少しずつではありますが、復旧に向けて確かな歩みを続ける東峰村。2019年6月10日(月)にKBCで放送された情報番組「サワダデース」のアイタカー中継では、そんな東峰村の復活を象徴するような“おいしい山の幸”を中継で紹介しました。

徹底管理にこだわったハウス栽培のシイタケ

東峰村で40年以上シイタケ栽培を続けている宝珠山きのこ生産組合は、ちょっと変わった栽培法を取り入れています。早速、栽培している建物へアイタガールの岡部レポーターが入っていくと、そこには棚いっぱいに並んだシイタケが。
「あれ?シイタケって木に生えるんじゃないの?」とスタジオからも声が上がるように、シイタケ栽培と言えば、原木に菌を植え付け、林などで栽培する「原木栽培」が思い浮かびます。ところが、そこにあるのは不思議な箱から伸びるシイタケ。実は、宝珠山きのこ生産組合では、国産の樹木を粉状に粉砕したものに、県産の米ぬかやフスマ(麦のぬか)と水を加え、箱型に成形したもの(菌床)に菌を植え付け、湿度・温度管理ができるハウスで栽培しているのです。ハウス内の徹底した衛生管理の下、名水百選に選ばれた東峰村の岩屋湧水を源流とする水を使用し、完全無農薬で生産。台風や寒暖の温度変化がなく、1年中おいしいシイタケが採れるというわけです。ここで採れたシイタケは九州各地、東京などにも出荷されています。

東峰村のおいしい水が口の中で溢れ出す!

宝珠山きのこ生産組合が手がけるハウス栽培のシイタケは、大きいものは手のひら大に成長します。食べると肉厚でとってもジューシー!
大学時代からきのこを研究し、現在、きのこ栽培の4代目を担うのは農業博士の川村倫子さん。川村さんがおすすめするのは「シイタケの塩焼き」。大きなシイタケをトースターでこんがり焼いただけのシンプルなものですが、川村さん曰く、ジューシーな「きのこ汁」をダイレクトに味わえるものだそう。焼きたてを頬張った岡部レポーター「ん~!おいしさが口いっぱいに広がります!」と、シイタケから溢れるうま味の塊を噛み締めていました。

東峰村の元気を発信したい

2年前の九州豪雨では、甚大な被害を受けた東峰村。川村さんもハウスや自宅が全壊したそうで、今なお、仮設住宅での生活を余儀なくされているといいます。
それでも、「たくさんの支援や温かい声に支えられ、感謝しています。これからもおいしいシイタケをお届けできるよう、頑張ります!」と力強く、そしてキラキラした笑顔で語る川村さん。小さな箱からぐんぐんと芽吹くシイタケのように、復興に向けて、歩みを続ける東峰村の人々の底力を感じました。


■宝珠山きのこ生産組合
福岡県朝倉郡東峰村小石原鼓334-1
TEL:0946-72-2485

九州朝日放送

最終更新:6/18(火) 16:20
九州朝日放送

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