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夏に冬眠する日本株、値幅縮小で聞こえる調整の足音-買い場提供も

6/18(火) 14:31配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): 東京株式市場では売買高が低迷し、TOPIXの日中値幅も縮小傾向。過去3カ月で値幅が急速に縮小した2回のケースでは、その後株価は下落した。月内は重要イベントが相次ぐため、一時的な下振れを警戒する声がある。

TOPIXの6月の日中値幅は17日までで平均11.18。5月の14.83から25%低下した。とりわけ17日は7.43と、4月5日の6.81以来の小幅になった。東証1部売買代金は14日の株価指数先物・オプションの特別清算値(SQ)算出を考慮すると、17日まで8営業日連続で実質2兆円割れとなっている。

アイザワ証券投資顧問部の三井郁男ファンドマネジャーは、市場エネルギーが枯渇しているとし、「夏が近いのに株式市場は冬眠状態にあるかのようだ」と表現。その上で「G20で米中が合意できずに追加関税が決まれば、TOPIXは1400台半ばまで調整リスクがある」と話した。19日まで米連邦公開市場委員会(FOMC)、28、29日に20カ国・地域(G20)会合を控える。

時計の針を巻き戻すと、不穏なケースが浮かび上がる。TOPIXの値幅が7ポイントを割れた4月5日の場合、翌営業日から5日続落した。その前に7ポイント割れとなった3月20日は、2営業日後の25日にことし最大の下落率(2.5%)を記録した。

ただ、TOPIXが1500を下回ると、PERはアベノミクス相場のレンジ下限12倍を割り込むことになる。三井氏は「割安さから一定の買いが入ってくる水準。イベント通過後は不透明後退で割安の修正も考えられ、その後は当面のレンジ上限とみている1650近辺までの反発もありそうだ」と述べた。

(c)2019 Bloomberg L.P.

Toshiro Hasegawa

最終更新:6/18(火) 14:31
Bloomberg

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